露晴れ間シオカラトンボがわが池に
ひらひらと表れ消えし黒揚羽
檜扇の上に舞いおり蝶二匹
早苗田のかなたに消えし揚羽蝶
蓮の花梅雨空の下華やぎて
昆虫の種類と数に異変が生じているらしい。クマゼミのように、温暖化や植樹にともなう土の移動などが原因。赤とんぼは全国的に減っており、早苗の農薬の使われ方が一因かも?という。自然環境を自然の力で回復させるNPO活動も始まっていると聞く。
そんな話をしていたら、「庭の小さな池には毎年塩からトンボが1匹ずつ住み着いているよ」と家内。どこからやって来るのだろう。
ひらひらと表れ消えし黒揚羽
檜扇の上に舞いおり蝶二匹
早苗田のかなたに消えし揚羽蝶
蓮の花梅雨空の下華やぎて
昆虫の種類と数に異変が生じているらしい。クマゼミのように、温暖化や植樹にともなう土の移動などが原因。赤とんぼは全国的に減っており、早苗の農薬の使われ方が一因かも?という。自然環境を自然の力で回復させるNPO活動も始まっていると聞く。
そんな話をしていたら、「庭の小さな池には毎年塩からトンボが1匹ずつ住み着いているよ」と家内。どこからやって来るのだろう。
毎年、庭の池を訪れるシオカラトンボは素敵ですね。梅雨の、晴れても、湿気の多い暑さのなか、ひとつの清涼剤ととしてのきらめきを思いました。
朱の檜扇の上に蝶が飛んできた。
多分白い蝶でしょうか、その一瞬をとらえた句、色まで目に浮かんできます。
いつもこちらから素晴らしい御句を拝見いたしております。
霞んでいる日でも、くっきりと見える黒揚羽、どこにあらわれたかな?なんて思ったりもしています。早苗田でしょうか、それとも蜜を吸いに花の中でしょうか、いろいろ想像することができて楽しい御句を読ませていただきました。