河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

6.27梅雨晴れ間

2007-06-27 10:57:40 | Weblog
露晴れ間シオカラトンボがわが池に
ひらひらと表れ消えし黒揚羽
檜扇の上に舞いおり蝶二匹
早苗田のかなたに消えし揚羽蝶

蓮の花梅雨空の下華やぎて

昆虫の種類と数に異変が生じているらしい。クマゼミのように、温暖化や植樹にともなう土の移動などが原因。赤とんぼは全国的に減っており、早苗の農薬の使われ方が一因かも?という。自然環境を自然の力で回復させるNPO活動も始まっていると聞く。
そんな話をしていたら、「庭の小さな池には毎年塩からトンボが1匹ずつ住み着いているよ」と家内。どこからやって来るのだろう。

6 コメント

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梅雨晴れ間 (あみもとひろこ)
2007-06-27 17:16:56
梅雨晴れ間シオカラトンボがわが池に
毎年、庭の池を訪れるシオカラトンボは素敵ですね。梅雨の、晴れても、湿気の多い暑さのなか、ひとつの清涼剤ととしてのきらめきを思いました。
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お礼あみもとひろこ様 (河野渓太)
2007-06-28 18:15:07
シオカラトンボの句にうれしいコメントを頂戴し、有り難うございました。外ではめったに見かけないトンボが裏庭の雑草だらけの池に!と半ば驚き少し嬉しくての作句でした。
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好きな句 (まえかわをとじ)
2007-06-29 12:49:48
「檜扇の上に舞いおり蝶二匹」
朱の檜扇の上に蝶が飛んできた。
多分白い蝶でしょうか、その一瞬をとらえた句、色まで目に浮かんできます。
いつもこちらから素晴らしい御句を拝見いたしております。
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好きな句 (松本和代)
2007-06-29 14:53:49
ひらひらと表れ消えし黒揚羽
霞んでいる日でも、くっきりと見える黒揚羽、どこにあらわれたかな?なんて思ったりもしています。早苗田でしょうか、それとも蜜を吸いに花の中でしょうか、いろいろ想像することができて楽しい御句を読ませていただきました。
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お礼 まえかわおとじ様 (河野)
2007-06-30 17:51:39
「檜扇の上に」の句にありがたいコメントをたまわり感謝です。お察しのとおり白いモンシロチョウでした。紋白蝶とすべきか、蝶二匹がよいか迷いました。お序でのときにでもご教示くだされば幸いです。
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お礼松本和代様 (河野渓太)
2007-06-30 18:02:25
「ひらひらと」の句にうれしいコメントを頂戴し有り難うございました。家の前の道路で杖突き歩行練習をしていて偶然見かけました。近くの緑地帯の方に消えていったように思いました。めったに見ることがないのですが、このときは2匹でした。
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