13.06.14花冠9月号投句&自選十句

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天と地を結ぶ棚田の早苗かな
梅雨晴れ間鋏ひびかせ植木屋さん
緑陰に汝も昼餉か子雀よ
雲海を見んと起きだす山の宿
焼き穴子煙たなびく魚の棚
黒潮の豊かに寄せて青岬
島陰の遠くに見えて瀬戸の夏
緑陰に句帳はなせぬ車椅子
剪られても日々咲き続け忘れ草
夏の雲窓開け放しクールビズ


2013-06-14 15:07:41 2013-06-07 16:22:54投稿の自選十句に又タイプミスがありました。お詫びして、以下のごとく全面差し代えさせて頂きたく、お願い申し上げます。

うす雲を染めて初日や信貴生駒
さわさわと光と影を水仙花
蒲公英の種ふと浮かび空の詩
高々と蝶越え来しや伊吹嶺
河鹿鳴くせせらぎの水汲み帰る
四万十の岸辺や古き鮎の宿
夏潮に乗り釣り船の帰り来る
大豆干す丹波篠山空青し
刈り取られ耀く稲穂抱え行く
月の出の低き薩摩の冬入り江