河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

9.03.17雜詠

2009-03-17 13:17:30 | Weblog
芥子菜の茎立ちたるや無人駅(T)   
牡丹の新芽茜に陽を受けて
山葵田の水の清かり田舎道

国循宇野先生。例によって丁寧すぎる。
この病院の廊下はかなり長い。今日はトータル500mは歩いたろう。
素晴らしい好天気。帰って投句を済ます。具子は昼からキラク塾の日。
東大名誉教授、世界的免疫学者の多田富雄さんの闘病記「寡黙なる巨人」をせっかく取り寄せながら、忘れて置いてあったのを読みはじめる。大変健康で学会活動、講演.対談、外国出張など忙しく活躍しておられたのが、出先の金沢で突然の脳梗塞で倒れての6ヶ月の闘病生活を豊かな文才で綴った著作。自分等よりも遥かに重症で、右麻痺、発声障害、嚥下障害の厳しさ。内科医の奥さんの献身的看護と、友人の世話で始めたワープロで何とか本が出せるまでになられたようだ。 東郷温泉の最寄駅が無人駅だった3/21追記

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