河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

13.07.03七変化

2013-07-03 20:22:38 | Weblog

2013-07-03 20:21:24
★雨に濡れ色も和みて七変化
★古池に目高小エビの群れており
★荒梅雨のしぶきに空の暗さかな

好きな句
★緑濃き風に吹かれて書道展/小西宏
緑風の中を書道展を見にゆかれたのでしょうか。書道展の展示作品が「緑濃き風」のようだと詠まれたかのような不思議な感覚にとらわれました。爽やか詩情を感じられる御句と思いました。

降水確率50/60の割に大した降りでもなかったが、ちょうど北区の3分前からバラバラ!!ときて門口を葉いる時には滝のような雨。10分足らずで子ぶりになったが、ともかくえらい目にあった。SではH女史に若いころの京都での俳句教室の、ガリ版刷りの月報を見せてもらう機会あり、山口(玲)さんと云う師匠の句。
・星いくつ花の梢を縫いて光る ・湖照りにネオンは沈む春の星 ・糠雨は今落柿舎の柿の芽に

お礼
黒潮の豊かに寄せて青岬/」を6/23の今日の俳句におとり上げくださり、過分のご句評を御添え戴きまして誠に有難うございました。大いに今後の励みに致したく。

★青蔦に夕日あまねき道を帰る  正子
見事な青蔦が絡まった高垣沿いの道を帰る。夕日にあまねく照らされて蔦の緑がきらきらと輝き、美しいことこの上もない。実に爽快な御句かと存じました。