河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

13.01.10霜柱

2013-01-10 19:32:52 | Weblog
★霜柱踏みてバリバリ子の駆ける4s
★寒中と云えど雑木の薄き色
★蝋梅を求めさすらう苑の中

AWへ初出勤。正面のサクラ枯れ林の色が暮れと10日ほどたって明らかに薄紅色がかって見えることに気づく。自然の歩みというべきか。

宝塚経由で六甲山へ7つの坊やを連れて行ったというSさんの話を聞く。ケータイで撮った写真も見せてもらう。有馬温泉が素晴らしかった。表六甲登山路は両横、霜柱がびっしりで。坊やが大喜びだった由。俳句の題材ににさせてもらうことに。

またTサンと桜の宮高校の惨事について話す。云うべくして難しいとしても世の中はうまくいかないことを子供に教えておけば--、と意見が一致。
関連して、さんまと大竹しのぶの子供は「いまる」と云う名前で、”生きてるだけで丸儲け”ということだそうな。また、曽野綾子は[太郎物語の中で、・試験は落ちるもの、・試合は負けるもの、・彼女には振られるもの、と云って聞かせて育てたとか。



ま柱をばりばりと踏んで、寒さもなんのその、駆けてゆく子が頼もしい。子どもが活発で、健康で明るいのは見ていてもよいものだ。それを言葉を飾ることなく率直に詠んだところがよい。(高橋正子)