河野 啓一/花冠同人

河野啓一の俳句ブログ

11.11.14落ち葉

2011-11-14 15:29:10 | Weblog
★はらはらと幹を伝いて枯れ葉落つ
★コンポスト枯れ葉落ち葉で充たされて
★からからと落ち葉舞い始む並木道

@ @kakan53 好きな句 ★上州の冷たき風の中に居り/小口泰與 ”かかあ天下と空っ風”といわれる上州ですが、冬に入ってやはり寒くなってきたことと存じます。さらりとした表現の中に上州の風物をすべて包含された御句かと思いました。切れの良い詠みが魅力です。啓一

11.11.13日曜句会

2011-11-14 11:35:58 | Weblog

(11/14掲出)
13.秋光の淡きを惜しむ野辺の道**祝、高橋秀氏
14作品を提げ行く冬の車椅子*下地、川名氏 ◎◎信之師、正子師
15奥丹後生まれの人や冬銀河


PB日曜句会第4回
私の注目句(最優秀)
★木の実降るそのひと時に出会いけり/桑本栄太郎 木の実が降るのに出会うことは、だれにでもあるだろう。それを「そのひと時に出会いけり」と、「その時」を切り取ったのが鋭い。正子師

桑本氏コメント----両先生のご指導宜しきを得まして、自然界の営みの悠久且つ何と崇高なる事かと気づく日々であります。嘗て彦根城の井伊直助の居宅の庭の銀杏黄葉が一斉に降る日、又、近在の池の端で風もないのに一斉に木の実が降り落ちるその一瞬(時)に出合い、時間が停まるほど感動致しました。自然界の営みの「その時」に出合えた事は、両先生のご指導のもと、続けてこられた賜物と感謝致しております。今後とも宜しくお願い申し上げます。

◎「作品」がいい。一つの作品となった画か、書。それを自分で車椅子の膝に載せて、搬入しようとしている。作品は自分自身ともいえる。作品はそうでありたい。(高橋正子)

*冬の車椅子は、ひときわ寒いものです。その中を、大切な作品をたずさえて向かう。作品を自身で守り届ける姿がきりりと映え、創作への一念を感じます。(川名ますみ)