杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

後輩M

2012年01月22日 | 日記
横溝正史の金田一耕助の世界が、現実の史実と
重なり合って臨場感を増して、私の心を揺さぶった。

久しぶりに後輩Mとあるコーヒーショップでお茶会、
2時間半の長丁場となった。

彼の現実に経験した実話と、その家族にまつわる話は、
劇画の世界又は金田一耕助の映画を彷彿とさせる、
オドロオドロシイものだった。

まさに真夏の幽霊ではなく、真冬の怪談である。
人間は、科学で解明できない背景を背負っている。

霊的存在、怨念、恨みツラミの世界が忍び寄る現実を
改めて思い知らされた。

時々私はこのブログでも触れることがあるが、
人間の業、恨み、逆恨み、妬みに至る陰の世界は、
普通の人が抗し得ない怖さを持って降りかかる。

出来る事なら陽性人間との交友を心掛けたいものである、
陰鬱、躁鬱、其の心に潜む沈殿した怨念は、抗し難い。

後輩Mに直接関係した出来事、及びその背後に流れた
歴史は、悲劇の幕引きとともにある一家の没落を余す
ところなく示して余りあった。

普通人間の力では解決不可能な霊的世界は不可抗力の
世界でもある、
ゆめゆめ、人を恨んだり、妬んだりしないように。
いつか我が身に帰ってくる。

感受性の強い人は、殊に引きつけられて影響受けると
思われた。
みなさん、陽気を心掛けましょう !?

Mそのものの生活は、堅実に推移していて、
私と同じように自由業の仕事は、70歳近くまで確保
されていると語ってくれた。

良すぎるじゃないかと冷やかしたところだが ?
彼の誠実な生き方を見ると、やはり人間は真面目が
一番だと気を強くしたところである。

早くして父親を亡くし、女手ひとつで3人姉弟妹を育て
上げた母親も昨年亡くなった。

親をいたわり、姉妹に優しい気配りの男である、
妻を大事に、子を慈しむ、大黒柱此処にあり !?

今日は、怖い話と面白い話、希望の湧く話、誠に示唆に
とんだ話のオンパレ-ドだった。

高校生活の下りは抱腹絶倒である、私のよく知っている
野郎達が実名で過去から蘇って来た。

亡くなった者もいるが、健在で健闘している男達も沢山
居る、数十年の歳月が走馬灯のように駆け巡った。

Mよ、お前さんと話すと楽しい !
性格は、二十歳の時より少しも変わっていない、
何時までも元気で居て、たまにお茶を誘ってくれよ !?

阿吽の呼吸の友が居ることの幸せを噛み締めている。

皮肉な事に彼の長女の旦那は私の嫌いな (全部では
有りませんよ ?) マスコミ業界にいて、
A新聞社の花形部署に勤務していることが判明した。

私の身辺が俄かに忙しくなってきた、
問題山積みの日々が始まったのである。 ・・・。。。

                            合掌




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