杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

御老体

2012年01月30日 | 日記
休み返上でパソコンに向かっていたが、
午後3時半ごろ県へ提出予定の許可申請書が
出来上がった。

肩は凝るわ、目はぼやけるわ で、先日
仲間のK先生から、お茶の席で、
「ご老体 !」 と言われた事が身に沁みて
思い出される。

気分は、若い者に負けないつもりだが、
見た目と、頭の回転で、歳は争えない ?

昨日は、懸案の書類をふたつ郵送したばかり、
一応ひと段落になりそうである。

しかし、大きな仕事が控えているため、
息抜きは少しの間である。

土地家屋関係の売買と大手の建築業者から
大規模開発の土地収得の相談が有るので、
ゆっくり休む事はできない。

2~3の同業者に協力を仰いでいる処である。

行政書士会の会務も、23年度末に向かって
凝縮して迫っている、早かった1年間だった。

改革と融和、人間関係は難しいが、
実務は若い人たちの力を借りて、融和を
心がけるのが私たち年寄り組の努めである。

出しゃばらず、若い者達の邪魔をしないで、
前途有る若者たちの未来の為に応援したいと
考えている。

「ご老体 !」 この言葉を聞くと ?
若い時分に「若年寄」といわれた事を思い出す。

私は、人よりも変わっているのだろうか ?
若さ、瑞々しさに欠けた若者だったのかも
しれない。

武道でも、男同士の諍いでも、
私は常に後手、受けてから行動を起こす人間
だった、 けっして先に手を出さない !?

卑怯者のレッテルを嫌うところから、先手なしの
防御法が身に付いたのである。
「若年寄」 「御老体」 の意味が ?
その結果の総評ならば私にとっては勲章である。

「昼行灯」 あの元禄忠臣蔵の浅野家 家老、
大石内蔵助良雄の別称である。

この お方の忍従の果てに掴んだ仇討ちは、
男の最高の教本である。

昼行灯で結構、仇討ちを忘れ召されたかのような?
戯言も、忍の一文字で行く男の見せ所である。

日本男児として、進むべく道を示して余りある。
男は、かく有るべし !??

それにしても、あの時代の滅私奉公、主君の
ためには身を犠牲にする武士の作法は、
現代人には到底理解できないし、命の軽さが哀れで
ならない。

反面、飽食に明け、自由を甘受し過ぎた現代人には
凛とした佇まいは見習うべきかも知れない。

内蔵助 「南部坂 雪の別れ」 心に沁みる名場面である。・・・。。。

                                    合掌



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