3月末に廃止が表明された、西鉄宮地岳線・西鉄新宮~津屋崎間。
この区間を第三セクターで存続させた場合の試算に関する記事が31日の朝日新聞及び同日のMSN毎日インタラクティブに掲載されていた。
試算の結果は次のようになる。
(前提)
廃止予定区間を第三セクターで存続、現行通り13分間隔で運行する
(第三セクター化に際して必要な投資)
・西鉄からの用地取得費 約65億円
・電車ないしレールバスで運行した場合の車両新造費などの投資額 約27億円~34億円
(収支)
営業収益 約1.3億円~1.9億円
営業費用 約4.4億円~6.7億円
差し引き 約3.1億円~4.8億円の赤字
※西鉄は第三セクター等の新事業主体には関与しない、土地をはじめとする試算については適正価格での譲渡の意向を示している。
収支の試算に幅があるのは、動力車を電車、ないしレールバスとすることに伴う車両新造費の差だろう。当然後者の方が安い。
個人的には、この前提で考えればこうなるか、という感じがする。
ただ、廃止まで7ヶ月を切った所の試算として考えると、車両新造費等を計上している等、現実離れしている感じは拭えない。
仮に採算が合う試算だったとしても、西鉄が廃止届を取り下げ新事業主体のために準備期間を取ってくれるかどうかは未知数だったろう。
これらを考えると、やはり第三セクターによる存続は難しいという「結論ありき」という印象が強い。
この試算結果を踏まえ、今後は西鉄による代替バス案の比重が大きくなっていくのだろう。実際、12月までに代替バスの輸送計画を決定したいとしている。
これで末端区間の廃止は確定したと見て差し支えないと思うが、「廃止」という結末を迎えるまでに、こうした議論があったことは記憶に止めておきたいと思う。
この区間を第三セクターで存続させた場合の試算に関する記事が31日の朝日新聞及び同日のMSN毎日インタラクティブに掲載されていた。
試算の結果は次のようになる。
(前提)
廃止予定区間を第三セクターで存続、現行通り13分間隔で運行する
(第三セクター化に際して必要な投資)
・西鉄からの用地取得費 約65億円
・電車ないしレールバスで運行した場合の車両新造費などの投資額 約27億円~34億円
(収支)
営業収益 約1.3億円~1.9億円
営業費用 約4.4億円~6.7億円
差し引き 約3.1億円~4.8億円の赤字
※西鉄は第三セクター等の新事業主体には関与しない、土地をはじめとする試算については適正価格での譲渡の意向を示している。
収支の試算に幅があるのは、動力車を電車、ないしレールバスとすることに伴う車両新造費の差だろう。当然後者の方が安い。
個人的には、この前提で考えればこうなるか、という感じがする。
ただ、廃止まで7ヶ月を切った所の試算として考えると、車両新造費等を計上している等、現実離れしている感じは拭えない。
仮に採算が合う試算だったとしても、西鉄が廃止届を取り下げ新事業主体のために準備期間を取ってくれるかどうかは未知数だったろう。
これらを考えると、やはり第三セクターによる存続は難しいという「結論ありき」という印象が強い。
この試算結果を踏まえ、今後は西鉄による代替バス案の比重が大きくなっていくのだろう。実際、12月までに代替バスの輸送計画を決定したいとしている。
これで末端区間の廃止は確定したと見て差し支えないと思うが、「廃止」という結末を迎えるまでに、こうした議論があったことは記憶に止めておきたいと思う。
確かに西鉄が言うように「赤字区間を骨身を削って存続させてきた。 存続させるならこれからは税金でしてほしい。」というのは確かに一理ありますが、それなら貝塚~新宮とワンセットで引き受け手探しに協力すべきなんで。(そして、「存続させてきた」のも貝塚~新宮もコミなのですから)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20060905/20060905_013.shtml