スズキ、WRCコンセプト発表。

今年も1月下旬のモンテカルロ・ラリーを皮切りにWRCが始まった。
現在、第二戦スウェーデンまでが終わり、新型フォーカスを駆るM.グロンホルムが二連勝、去年のチャンピオン、ローブのシトロエンが連続二位、と予想通りと言えば予想通り、スバルが上位に来なければまぁこうなるか、という展開となっている。

WRCに参加している日本メーカーはスバルとスズキの二社。
これらに昨シーズンオフにワークス活動を休止しプライベーターを支援する形で三菱が加わる。
本来なら三社のワークスそろい踏み、という所で一社が欠けてしまったのは残念だが、スズキが大変興味深いモデルをジュネーブ・モーターショーへ出展するという。

「ジュネーブモーターショー」四輪車 出品概要(スズキ株式会社ホームページ、2/9)

その興味深いモデルの名前は「スズキ SX4 WRCコンセプト」。
「SX4」自体聞き慣れない名前だが、フィアットと共同開発したクロスオーバー車で世界戦略車に位置づけられている。

その「スズキ SX4 WRCコンセプト」の画像を眺めていると、単なる「コンセプト」と言う割にはボンネットの開口部、大きなリアウィングなど、「WRカー」としての体裁は外観上整っている。
なお、スペックは公開されていない。

WRCの舞台となるのはヨーロッパ。
そこに「世界戦略車」として位置づけられた「SX4」がWRカーとしてWRCに参戦していても全く違和感はない。
現にスイフトでJWRCに参加している訳だし。

ということで、このコンセプトモデルが実戦に登場して欲しいという願望を込めて締めくくる。