森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

recovery and reflesh

2008年01月15日 20時08分13秒 | 過去ログ


土曜日はSV会議。
議題の議事進行を行った。
様々な方々からご意見をいただくことができ、
感謝いたします。

ただし、私の議事進行がみなさんの意見を聴くことに
少し時間がとられたため、
時間を押してしまった。

ついつい、しゃべりすぎてしまう、
自分の講演癖がこんなところでも
出てしまい、注意しようと思った。
言語化する能力は時として、
いらないことも述べてしまう。

working memoryはここ最近の仕事で
鍛えられてきたが、逆に、
失う前頭葉機能もあるのじゃないかと思い、
自らの脳の配分を調査しないといけない。
メタメタ認知作業をしながら。

夜は、本学の福本・瓜谷先生と、
福岡・高知・兵庫・栃木・愛媛などのSVの皆さんと
0時過ぎまで懇親。
いつものように上六あたりから、高速で香芝まで。

翌日、朝から帰省。
祖母の49日法要のために。

父親は落ち着いているようだった。
時が記憶を整理させる。

落ち着くまもなく翌日には発つ。
2日連続高速で、往復10時間ほどかかるが、
なんかこの道のりも、
ここ最近の頻繁な帰省により順応した感がある。

岡山に毎週行くときと同じ、そんな感じだ。


今日は久しぶりに休息日にした。

昼まで寝て、そして音楽を聴き、
映像を見て、今まで過ごした。
メールチェックだけの仕事にした。

しかし、今から明日の高校の体験授業の資料作りに入らないといけない。

しばしの休息タイムであった。



内的な問題発生の意味性

2008年01月12日 06時03分34秒 | 過去ログ


月曜より通常生活が始まり、その間、
大学院の院生の研究計画が、12名ほぼ決まった。
年度末を目処にデータ採取、処理に向け、
ムチをいれてほしい。
時間はうまく有効できれば、いっぱいある。
まだまだ、前頭葉の活用はできる。

木曜にバイザー会議などの準備を終え、
昨日は、いつもどおり、岡山に来る。
新幹線にのると、通常の時間感覚に戻った感じだ。

問題解決・思考能力の発達に触れ、
それは、問題発生に向き合うものが
生涯続けば、一生発達する個人内知能であることを述べた。
生きている閾値をうまく操作できればよい。
自らに解決すべき問題を常に発生させるように
自分に向き合うことだ。
幼児~学童~青年に行くに従い、
環境の違いが問題を外的に発生させてきたが、
大人になれば、それを内的に発生させるかが、
その後の人生を左右する。
いつも自分自身の問題に向き合い、
解決すべき問題の所在を浮き彫り、
そして、そのための計画を予測・予期する過程は、
個人内知能を生涯、発達させる。

生きることの賢さ、これは生涯の目標だ。
天寿を全うするまで、それに向き合う。
それが、自分自身に向けたプロ魂である。

そんなことを考え、述べながら、昼間部、夜間部の3コマの授業を終えた。

その後、朝日リハのメンバーと久しぶりに懇親した。
その合間に見たテレビ番組(所ジョージの脳のなかをMRIでみるもの)には、
加藤俊徳さんが出ていた。

光脳イメージング研究会の表情とは違う。
環境がそうさせているのだろう。

さて、本日のバイザー会議に向けて、
早い帰路につく。

新幹線のなかでは、南江堂のテキスト修正が待っている。

早く、アムスに逃亡して、リフレッシュしたい。

ケイケイワンのケイレン

2008年01月09日 08時13分08秒 | 過去ログ
7日より平常授業がスタートし、現実につき戻される。

月曜は授業「人間発達学」、ワーキングメモリの発達を終え、
ほぼ範囲が終了。

神経系の発生から始まり、胎児の脳、そしてマクリーンの3層説にしたがい、
情動・感情・認知・行動・身体の発達について、
「心の理論」「ミラーニューロン」「ホムンクルス」ワーキングメモリ」などを
キーワードに説明してきた。

もう一度、脳を学ぶをざっと読んでもらいたいし、
模型を作っていないものは早速に作ってもらいたい。

午後は、神経系理学療法学、
学習における誤差調節モデルを作動させるための臨床について、
実技を交えながら述べたが、
頭がどうも固くなっているようだ。
セラピストの頭が固くなると、
患者のこころや筋をも固くなるよ。

いらない講義が干渉すると、学生の頭が混乱する。

21世紀が到来してもう何年過ぎたことだ。

近未来のリハビリテーションは、どこに向かうのか?
すこし、いや大いに心配だ。


その後、ゼミを行い、facial cognition, apraxia,
joint attention等の論文が取り上げられた。

英文に向かうように。

その後、院生の前井さんと研究計画、まだしっくりこない。
認知症の自己意識に向かうチャレンジはわかるが、
根拠にとぼしい。
ここは妥協も大事だ。
期間限定の論文作成だからね。

昨日は、研究室の研究から、今年度ピックアップする論文を選出し、
誠に勝手ながら、投稿論文にかえさせていただいた。
誤字が以外と多いのに気づいた。

2本一気に仕上げたので、久しぶりに右肩がひきつり状態になった。
もうタイプできず、21時過ぎには帰る。

その間、院生の川崎君の研究計画が決まった。
難産だったが、高速で頑張れ。

身体位置認識と姿勢バランスに関する内容で進める。

現場に還元できるような論文を書いてもらいたい。

せっかくの臨床のフィールドがあるから。

基礎科学(専念)をやろうと思えば、臨床はやめてもらう決心がいる。

研究とは難しいものだ。

盲目にならないように。

昨日、爆笑問題が出ている科学番組をみれば、そう思うし、
いつも謙虚に、新たなものを創造し続けるこころを持つ
その重要性を、プロフェッショナルを見て思った。

きめつけの精神が、この業界には蔓延している。

その典型が評価だと思う。

要素還元はいつまで続くのか、それなら一層のこと、ミクロまで行くのか。

MMTというものはいつまで続くのか。

ダニエルやケンダールもさぞ、今の現状を嘆いているか??

第2次世界大戦時代が21世紀に続いている。

それを批判せず、そろそろ古典(歴史)として祀ろうじゃないか。