森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

もっとも遅く発達する脳

2009年07月29日 05時15分20秒 | 過去ログ
昨晩、突然の諸事情が起こり急遽大学をあとにしたことで
仕事があいかさなり、今日は朝の5時過ぎから大学に来ている。

このような時間に「来る」というのははじめてである。
「いる」ということはあっても。

予めに、予期できない「突然」「急遽」という事態にも
もう40年近く生きてきて育った「前頭前野」があれば
問題を回避し、解決できる。
できないのは、それが「不幸」と感じたときか。

その「不幸」という感情の閾値も年を重ねるごとに閾値が高くなる。
まさに「熟練脳」であり、「成熟脳」である。

前頭前野のミエリン化のおかげである。
16~20歳(最近はおそらく幼少化しているので、もっと遅いと感じる)
やそこらが、一番前頭前野がミエリン化が進んでいるときで、
そのせいで情動が起こり、「キレ」たり「アキラメ」たりする。

それを乗り越える脳と身体を持ちえる(鍛えることができるか)が
今後の生き方を変える。
まさに1ステージ上にあがれるかどうかが正念場だ。

昨日は前期最後の神経系理学療法学の授業と
発達系理学療法学の授業であった。

パーキンソン病の補足と定型発達児と脳性まひ児の行動分析であった。

本日、明日の試験にのぞんでもらいたい。


その後、6名の4年生の症例発表を聞いた。
「これでいいのだろうか?」「これでよいんだろう」と自己葛藤が生じていた。
学生は一生懸命やっており、これでいいんだと思うが、
世間の時代の流れにおいては、「やきもき」もする。
日進月歩さを感じない。


さて、今から仕事、仕事である。

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