森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

喜びが身体化されるとき

2008年06月30日 21時48分46秒 | 過去ログ
土曜日は大阪より福井へ。
北陸を行く特急列車にのるのは、
もう何年振りだろうか?
金沢のバイオメカニクス学会以来だと思う。
昔は、姿勢制御を少し数式を用いて研究していた時代がある。

10年以上、いやかなり前だ。
海外留学より前なので24、25歳ぐらいだと思う。

途中、ノスタルジーを感じるとともに、
少し、ナイーブに。
毎週末、一人で移動していると、
たまに、自分はどこに向かおうとしているのかが
ぶれる。

福井駅に到着し、山崎先生に
福井医療短期大学まで送迎してもらう。
福井医療短期大学は、専門学校が短大になった数少ない学校である。

堀会長や四谷学術局長にごあいさついただき、
講演に入る。

初日は、理学療法は、「刺激から情報化」へシフトすべき点を
神経科学の視点から述べた。
「知覚」される視点を環境と身体との相互作用の面からできるだけ平易にのべた。

その夜、懇親会を開いていただき、
日本海の海の幸とお酒を堪能した。

翌日は、運動発現までの神経メカニズム、
そして運動学習の脳内機構、
最近のトピックスである運動イメージを中心に話し、
学習の神経ダイナミクスと同時に、
対話としての臨床の重要性を科学の視点から解説した。

僕は大学教員であるので、基礎(仮説証明)をしている(本当は基礎と臨床の架け橋としての研究)が、
臨床家の皆さんは、臨床研究へとすすめていただきたい。
研究は、治療志向性であるべきだ。
いつまで、評価志向性なのか。
理学療法・作業療法・言語療法を治療として吟味し、アイデンティティを構築すべきだ。

14時すぎに終了し、
皆さんに見送ってもらいながら、一路大阪へ。

心斎橋に17時半につき、そのまま、ゼミ生の結婚パーティーへ。
中野、ちよえに「おめでとう」をいい、
疲労が披露で払拭された。

地下鉄で帰り、奈良へ。
週末の仕事は続く続く。

今日は久しぶりに「基底核」の勉強をして、
ただいま、信迫君が「投稿論文」をフィニッシュさせるために、
大学へ。

数日には2本投稿し、master論文とする。


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