昨日は、大学で写真家の大西成明さん、
協同医書出版社の中村三夫編集長を迎え、
撮影の目的、手順を確認し、
「リハビリーテーションの時代」のロマンティック・リハビリテーションを
教える部分の撮影開始。
10時半より、人間発達学の最終講義。
マクリーンの三位一体の脳構造について、
問題解決能力の発達からスタートする。
心理的(物理的)壁を乗り越えるために、
われわれは、環境から情報を収集、選択するといった
認知過程に基づき、手段(行為・行動)を想像する。
そして、その想像は人間、道具といった心理的道具を求め、
そして、時にはその道具をメタファーとして創造する。
そのすばらしさが、脳であり、
情動脳(辺縁系)と認知脳(皮質)のコラボレーションである。
脳を社会と考えると、脳幹がせっせせっせと目に見えない縁の下の仕事を行い、
辺縁系が生きていくための情熱を示し、そして皮質が人生設計をする。
この三位一体(互いの神経線維の双方性連結)があるからこそ、
問題を解決できる。
この三位一体が崩れると、たとえば、皮質が混乱し、
機能不全になると、情動脳が最高位中枢となる。
そうなれば、冷静さを失い、論理を失い、
生きていくために、あきらめや、キレなどを出現させる。
3つの脳が双方向にわかろうとしている、
それこそがロマンティックな人間であるし、
自己脳と他者脳が双方向にわかろうとしていることが、
ロマンティックな人間関係ということになろうか。
お互いにわからないことをわかろうとする。
それが、科学的精神ではないだろうか。
脳はわからないことだらけ、感情?情動、こころ?、意識?
それが解明されれば、人はこの世に存在していないかもしれない。
お互いにわからないからこそ、わかろうとするそのプロセスに
愛を感じたりするのではないだろうか。
時に、わからないことで皮質のネットワークが混乱し、
ストレスに感じることもあるかもしれないが、
ふと冷静に自分の脳を捉えてみると、
今!自分の脳はたくましく活動しているんだなと思えば、
その状況を解決できるかもしれない。
人間の脳には、まだまだ発揮できることがあるはずだ。
神経細胞からいって、ほんの数パーセントしか発揮していない。
自閉症/心の理論・ADHD/ワーキングメモリを追加し、
今年度の人間発達の講義を終えた。
撮影されているせいが、緊張はしないが、
潜在的に声のトーンがあがったため、
疲労感があった。
その後、撮影の調整をして、
午後の神経系理学療法学へ。
これも試験・実習前の3年生への最終講義。
1時間ほど、神経難病の病態などを話した。
もっと早く終わり、実習のための心の持ちようを脳科学から解説したかったが、
時間が足りなかった。
ただ、思いは伝わったと思う。
人生を設計するためのスタートをきってください。
その後・・・走りながら、fNIRS実験模様の撮影に向かう。
コミュニケーション脳を実験する、それが本学にはできる。
その醍醐味、そして、人間の本質、そして科学の厳しさ、
臨場感などが、写真から伝わり、人間をいろんな視点からとらえることの重要さ、
そして何を知りたいか、そしてそのための脳イメージング研究であるかを
絵で感じてもらえればよい。
ただ単に、機械があるから、データを取ります!っていうのは、
科学でない、まずは、自分が何を知りたいかだ。
3時ごろに終わり、実習風景の撮影に同行する。
その後、遅い昼食を終え、ゼミへ。
ゼミの撮影をしていただき、
6時前に撮影は終了。
違う脳を使うことによって身体に疲労を感じる。
脳と身体を感じる一日となった。
ゼミは、1時間オーバーし、
今日は研究計画の仮公表。
久保の道具への視覚的注意、
初瀬川の言語と運動制御、
尾川の手指運動の運動学習、
田津原のイメージと学習、
田中のミラーニューロンと末梢器官などの計画が公表されたが、
まだまだ、仮説になってなく、
吟味が必要だ。
試験に差支えがなく、設計してください。
19時前にゼミが終わり、
院生の藤田君が実験に使用する器具の確認をして、
その後、奈良リハセンターより、
佐藤・熊谷・平沢先生たちが、来室する。
子どもの身体表象、共感覚の発達に関する共同研究の進行を確認しながら、
進め、21時に一旦終え、
木曜にデータプレゼンテーションの部分を完成させることを約束した。
21時過ぎに院生の信迫君が来室。
来週に出発するアムステルダムのポスターを確認し、
その後、彼にfusion imagingを任せ、
自身は英語の校正作業に入る。
しかし、身体が思うように動かず、
一旦22時過ぎに引き上げた。
長い長い一日であった。
充実感というよりは、タイプする指が安定しない。
仮眠をとり、先ほどから開始した。
その合間にこのブログを書き、
院生の藤本君のほうに向かわないといけない。
信迫から入るメールはいつも朝の3時過ぎだ。
そして、今もメールが入った。
信迫、藤本の両方からである。
6時ということは、寝ていないのだろう。
ヨーロッパで逆にゆっくりしてください。
大変かもしれないが、乗り越えてほしい。
いつかそれが知恵となる。
協同医書出版社の中村三夫編集長を迎え、
撮影の目的、手順を確認し、
「リハビリーテーションの時代」のロマンティック・リハビリテーションを
教える部分の撮影開始。
10時半より、人間発達学の最終講義。
マクリーンの三位一体の脳構造について、
問題解決能力の発達からスタートする。
心理的(物理的)壁を乗り越えるために、
われわれは、環境から情報を収集、選択するといった
認知過程に基づき、手段(行為・行動)を想像する。
そして、その想像は人間、道具といった心理的道具を求め、
そして、時にはその道具をメタファーとして創造する。
そのすばらしさが、脳であり、
情動脳(辺縁系)と認知脳(皮質)のコラボレーションである。
脳を社会と考えると、脳幹がせっせせっせと目に見えない縁の下の仕事を行い、
辺縁系が生きていくための情熱を示し、そして皮質が人生設計をする。
この三位一体(互いの神経線維の双方性連結)があるからこそ、
問題を解決できる。
この三位一体が崩れると、たとえば、皮質が混乱し、
機能不全になると、情動脳が最高位中枢となる。
そうなれば、冷静さを失い、論理を失い、
生きていくために、あきらめや、キレなどを出現させる。
3つの脳が双方向にわかろうとしている、
それこそがロマンティックな人間であるし、
自己脳と他者脳が双方向にわかろうとしていることが、
ロマンティックな人間関係ということになろうか。
お互いにわからないことをわかろうとする。
それが、科学的精神ではないだろうか。
脳はわからないことだらけ、感情?情動、こころ?、意識?
それが解明されれば、人はこの世に存在していないかもしれない。
お互いにわからないからこそ、わかろうとするそのプロセスに
愛を感じたりするのではないだろうか。
時に、わからないことで皮質のネットワークが混乱し、
ストレスに感じることもあるかもしれないが、
ふと冷静に自分の脳を捉えてみると、
今!自分の脳はたくましく活動しているんだなと思えば、
その状況を解決できるかもしれない。
人間の脳には、まだまだ発揮できることがあるはずだ。
神経細胞からいって、ほんの数パーセントしか発揮していない。
自閉症/心の理論・ADHD/ワーキングメモリを追加し、
今年度の人間発達の講義を終えた。
撮影されているせいが、緊張はしないが、
潜在的に声のトーンがあがったため、
疲労感があった。
その後、撮影の調整をして、
午後の神経系理学療法学へ。
これも試験・実習前の3年生への最終講義。
1時間ほど、神経難病の病態などを話した。
もっと早く終わり、実習のための心の持ちようを脳科学から解説したかったが、
時間が足りなかった。
ただ、思いは伝わったと思う。
人生を設計するためのスタートをきってください。
その後・・・走りながら、fNIRS実験模様の撮影に向かう。
コミュニケーション脳を実験する、それが本学にはできる。
その醍醐味、そして、人間の本質、そして科学の厳しさ、
臨場感などが、写真から伝わり、人間をいろんな視点からとらえることの重要さ、
そして何を知りたいか、そしてそのための脳イメージング研究であるかを
絵で感じてもらえればよい。
ただ単に、機械があるから、データを取ります!っていうのは、
科学でない、まずは、自分が何を知りたいかだ。
3時ごろに終わり、実習風景の撮影に同行する。
その後、遅い昼食を終え、ゼミへ。
ゼミの撮影をしていただき、
6時前に撮影は終了。
違う脳を使うことによって身体に疲労を感じる。
脳と身体を感じる一日となった。
ゼミは、1時間オーバーし、
今日は研究計画の仮公表。
久保の道具への視覚的注意、
初瀬川の言語と運動制御、
尾川の手指運動の運動学習、
田津原のイメージと学習、
田中のミラーニューロンと末梢器官などの計画が公表されたが、
まだまだ、仮説になってなく、
吟味が必要だ。
試験に差支えがなく、設計してください。
19時前にゼミが終わり、
院生の藤田君が実験に使用する器具の確認をして、
その後、奈良リハセンターより、
佐藤・熊谷・平沢先生たちが、来室する。
子どもの身体表象、共感覚の発達に関する共同研究の進行を確認しながら、
進め、21時に一旦終え、
木曜にデータプレゼンテーションの部分を完成させることを約束した。
21時過ぎに院生の信迫君が来室。
来週に出発するアムステルダムのポスターを確認し、
その後、彼にfusion imagingを任せ、
自身は英語の校正作業に入る。
しかし、身体が思うように動かず、
一旦22時過ぎに引き上げた。
長い長い一日であった。
充実感というよりは、タイプする指が安定しない。
仮眠をとり、先ほどから開始した。
その合間にこのブログを書き、
院生の藤本君のほうに向かわないといけない。
信迫から入るメールはいつも朝の3時過ぎだ。
そして、今もメールが入った。
信迫、藤本の両方からである。
6時ということは、寝ていないのだろう。
ヨーロッパで逆にゆっくりしてください。
大変かもしれないが、乗り越えてほしい。
いつかそれが知恵となる。
最後の話はすごく心に響きました。
先生の言葉を忘れずに実習に臨みたいと思います。
頑張ります!