欧州連合の基盤となったローマ条約50周年とマンチェスター・ユナイテッドの欧州カップ参戦50周年を記念して、13日にマンチェスター・ユナイテッドと欧州リーグ選抜による親善試合が行われました。
前半戦
先制点を奪ったのはマンチェスターでした。前半7分、元イングランド代表スコールズのスルーパスをイングランド代表ルーニーが決めて1-0。
3分後の前半10分には、キグスが欧州選抜の守備軍を軽がると突破してクロス。そのクロスボールをブラウンがスライディングしながら決めて2-0。マンチェスターが2点先取します。
前半22分、欧州選抜も反撃。フランス代表マルダがゴール前20M地点からミドルシュートを放ちゴール。欧州選抜が追いすがりますが、マンチェスターは前半35分、ポルトガルの主将候補クリスティアーノ・ロナウドが遠い距離からのフリーキックを決めて3-1。再び突き放すと、欧州選抜もイブラヒモビッチのPKからゴールを狙いますが、クロスバーに弾かれゴールならず。
一方のマンチェスターは前半42分にルーニーが決めて4-1。大量リードを奪い前半終了。
後半戦
欧州選抜のリッピ監督はリバプールのジェラードとキャラガー、02年W杯で大活躍したセネガル代表ディウフを投入。このディウフが後半7分にヘディングでゴールを決めて4-2。
その後もジェラードを中心にマンチェスターのゴールを驚かせますが、ゴールには到らず。逆にマンチェスターが反撃するも、リチャードソンの放ったシュートはクペに守られゴールならず。
このままスコアが動かずに試合終了かと思われた後半43分、マンチェスターのカブリエル・イエンセの痛恨のハンドから得たPKをディウフがチップキックで決めて4-3。
マンチェスターが50周年記念試合を制しました。
マンチェスター・ユナイテッド4-3欧州リーグ選抜
前半7分、ルーニー(マンチェスター)
前半10分、ブラウン(マンチェスター)
後半22分、マルダ(欧州選抜)
前半35分、C・ロナウド(マンチェスター)
前半42分、ルーニー(マンチェスター)
後半7分、ディウフ(欧州選抜)
後半43分、【PK】ディウフ(欧州選抜)
この試合には、引退したジネディーヌ・ジダンも招かれていましたが、マルセイユで行われるフレンドリーマッチに出場することを理由に出場を辞退しました。
このジダンの辞退の本当の理由は欧州選抜に昨年の06年W杯決勝で、自身の最後晴れ舞台を台無しにしたマテラッティが出場している...というのが本当の理由らしいですが…。
真相は闇の中です。ただ一つだけ言えるのは、観客はマテラッティよりジダンのプレーの方が見たかった...ということです。
ベッカムも招かれていましたが、怪我のため古巣のピッチでプレーすることはありませんでした。そのかわりに観客席から古巣の試合を見守りました。