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2月15日(金)悲惨な事件

2008-02-15 20:55:22 | ブツブツ日記
2月15日(金)悲惨な事件
 我が家の相当近くで悲惨な事件があったよね。一家心中というやつで、3人死んで一人意識不明。父親が、妻、母、自分を殺害して、次男が意識不明。長男は大学受験をしていたその日のこと。
 どうやら四日前までは、いたって普通の円満家族、三日前にある小さな原因事件があったとされ、二日前の一日自分で悩んで、当日実行だよ。
 オヤジの職業は中古機械の修理販売。不景気なのは仕方がない。父親の後次いで二代目だ。結局最大の問題は、こういう家内制工業の二代目というのは、会社勤めの経験がなくて、「いやな上司だよなあ」とか、「無理なこというよなあ」という人生経験がないということは、ほんの小さなトラブルが発生しても対処できなくてパニくる場合がえてしてある。その結果がこれだというわけだ。ただせめてパニくるにしても、なら自殺で済ませなさいと普通は思うのだが、妙に、妻、高校生の子供の将来も自分が頼られているという、他人任せ、丸投げして手抜きの人生をするという学習経験もないわけで、するとすべてを背負い込んで、こんなことをしてしまうというわけだ。何も覚せい剤をやっていたわけでも、その他の理由じゃない。お金に苦労していたというのは、当初のマスコミがでっち上げただけでこれも違う。借地権付きの不動産の売買の抵当権はずしみたいなちょっとした迂闊なミスで、あとからいくらでも修正がきくものなのだが、その抵当権はずしミスとは、地雷を踏んでしまったんじゃないかと勘違いして、これだけ大きな事件を起こした。それはつまり地雷を踏んだためにすべてを失う。おい、今どき本当に地雷踏んだらそうなるが、地雷もどきってやつは、すべてを失うなんてことは全くあり得ない。借地に住んでいて、「大家に嫌われたから追い出される」とはどんでも勘違いで、アパートだって大家の都合ごときでは追い出すことができない時代に、借地なんて100年前からの暗黙契約で、そんなことができないのに、「やられる」と思い込んだら、「明日から路頭に迷う」と思い込んで、なら「一家心中」と同じことだとは、どの小学生の頭か?と思うが、職人家内工業二代目で世間知らずとは、50歳過ぎて、そう思ったらしい。あり得ない。妻子供が相談者になりえず。四日目には平日を迎えるのに、週末三連休の間に悩んで、解決できなくて、殺害に至った。
 この男確かにおかしいのだが、それまでの人生どこにもおかしくないとすれば、その無風だった人生こそがおかしいし、さらに夫婦間20年の生活のなかで、この程度のトラブルも一切なかったのかというのも、またおかしなことだ。
いや、話の辻褄はあうんだよ。過去に一切怒ったことがないこうしたお父さんは、妻のそばへ行っても、子供に声をかけても、振り返りもせずに「なあに」と答えるわけで、それが鉈を振りおろせば、誰もが一発でやられる。そうしてやられた。
 原因はなんなんだ。爺さん年代にさかのぼれば、一家は小作人だったか?しかし日本全員小作人だった。それは地主が怖いし、逆らえない。役人に逆らえば島がなしもあったろう。精神年齢はそのままだったか?純粋培養の極地だったか。妻にとっては、実に楽な20年だったろうが、その楽チンも原因だと死んだ妻を責めることもできない。生真面目とは、小さなトラブルでも、心中に等しいと勘違いするか。それを簡単に乗り越えるアイデアもなかったか。せめて「騙された」とテレビ局に遺書をおくるなら、そのだました相手に鉈を振りおろしてもいいのだが、そういう元気もなかったか。勇気がなかった。勇気は人生で必要なことだ。妻は20年に渡っても、夫の勇気のなさを指摘したことはなかったのか。その辺りが根本原因になる。

 んなわけで、なんだか気分が重かった一週だったね。
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