窓から池袋サンシャインが、とあるマンションで見えなくなった。国立富士見通りと同じガッカリ被害

　窓から遠くの風景なんていうのは、満月の視野角度が１度の半分というのは、およそ知っているが、そこに夕日が沈むのが、年間に２回。を正確に見ようとは、曇っていてなかなか難しく、しかしサンシャインは、毎朝出かけに気にしていたが、最近見にくくなった。あんな40年前に、６０階建ての高層ができて、しかし今になっても、６０階を超えるビルはほんの一棟か二棟で、未だにだんだか未練があるんだよ。

夕方の逆光で撮ると、付近は真っ黒だけど、二棟の建物の間に、遠景がサンシャインで、手前工事中がその邪魔

　満月と同じ１度の半分の視野に、ピッタリと１４階建てのマンションが建設中。しかしここは国立でもないし、富士見通りでもないから、それをどけるわけにいかないのが、悔しい。いや少し南の方角には、その富士だって上階にいけば見えるんだね。

　そうです、わずかに１度とかその半分といっても、山から望遠する向こうの山岳は、およそそんな角度の中にあって、１０座の山を辿っても、まあ１０度あるかどうか。数値は小さくても、人間の視野は案外広くものを感じられるわけだ。

　その犯人建物を特定しようと、しかし簡単じゃないんだね。スマホで撮って、そっちの方向に歩いても、どこかで狂いが生じて思うようにいかない。そこで半分くらいの距離の、モールの屋上駐車場から見ればと思い立って、確かに近く見えた。

　すぐそこに見えたのに、しかしまだ簡単でもない。さらに寄って、そこから何となく歩き出し、といっても、14階のクレーンとは、ビル谷間の歩道からでは、見上げられないもんで、そう山の大岩壁もあまり近寄るとなんだか分からなくなる。適度な距離がいいわけで、例えば日光白根などは、関東の高峰ではあるが、日光に入ってしまうと、その頂上ってのは見えないんだね。まあ14階のクレーンもその傾向があって、ついに根性出して二日目に、細い路地探ったら、ようやく該当物件を見つけ出した。

　ヤクルトの応援CMにもある、オープンハウスの物件だったよ、まあ人気だね。

　でも半分隠れ程度で、全部じゃないからまあいいか。にしても、狭い空間でよくぞピッタリと障害物件ができあがったもんだよ。日暮里辺りの富士見でも、とっくに見えなくなったというからねえ。