喧嘩と火事は江戸の華といわれたが、ともになくなった。現代人は喧嘩すらしない。しかし中国人はすぐに殴り合いの喧嘩をしている。鉄が足りないからといって、日本の滑り台や駐車止めクサリチェーンをかっぱらって、それが商売になるとは恐ろしい後進国である。温家宝が日本に来て、井関のさなえ辺りの農機具に乗って喜んでいるとは、もはや農業をやらなくなった日本であっても、それは終戦間際なことかと笑う。しかも電力は石炭であり、それが混乱して停電になり、石炭は貨車鉄道で運ぶとあっては、どこの後進国のことかと。森林伐採で黄砂を飛ばして、塵肺を促進する。
しかし中国はリニアをすでに世界初で実用化して、宇宙でミサイルを迎撃させている。月にまた人を送り出し、核兵器も装備する。
かつてゴールドメタリックのロースロイスが走って、貧乏人は熊のように土の中で生活しているのはインド人だと馬鹿にしたが、それは今の中国のことだ。文盲に近い小中学生相手に日給千円で20時間も労働させて、それでも子供は喜ぶ。逆に北京の収入は日本と変わらない。
それでもチャイニーズドリームは、優秀なものはいくらでも共産党幹部へ、上海の自由経済圏で仕事をさせる。優秀なものだけの差別的な高待遇は、田舎にテロは起こらない。指導者はすべてこちら側に寝返りさせるからだ。無能なものだけ、日給千円で20時間労働させて、それが世界の下請工場の実態というわけだ。この国に格差という言葉はない。それは能力格差だから当然だと政府はいう。
だから中国の株式は、この10年間で30倍に高騰した。東京は、首都圏の環状道路のあきる野の5キロ程度がこの6月に部分開通すると喜ぶが、こんなものは50年前の計画で、20年後にならないと全部完成しない。スペインのガウディ並みだが、ガウディはお笑いの歴史の遺産だから、この環状道路も歴史の遺産で実用道路じゃないという話になる。中国なら、すべてを5年で成功させる、いや3年。けっきょくどちらがいいかと思うと、中国がいい。たった百姓一軒のために、成田空港が永久的にまともな開港できないことは、やはり日本の民主主義はどこかで狂って将来の見込みがない。日本の土地宗教と年功序列、冠婚葬祭はインドのヒンズー教の100倍は邪宗教だと最近は思う。歪んだ階級社会である。
中国のA株の市場は規模で香港を抜いた。人民元の市場で基本的にドルは介入させない。どういうことだ。すべての民間会社は外資と合弁させて、その合弁した外資だけがこの市場に介入できるという北朝鮮以上のわがままを押し通している。そして介入できたものだけは、10年で30倍のキチガイ相場で一儲けできる。そのキチガイ儲けが中国で再投資されて、まもなく元は世界の基準貨幣になる。
日本も過去ドル360円から120円にちょうど3倍上がった。当時日本人は自分の通貨だけしか持っていないから、円切り上げの意味さえ分からない。しかしドル圏内で生活していたものは、100万円分の円を持っていれば、それがいつの間にか300万円になったという笑い話だった。中国の今の景気は日本の40年前をしのぐ。中国通貨は今の5倍強くなってもいいとされる。いくらなんでも日給5千円で人を働かせろというわけだ。来年の五輪から10年の万博にかけての3年間で5倍になる見通しがある。そうしないと中国は儲け過ぎて、世界で一人で儲けても、儲ける意味がなくなる。
日本も同じ時代があった。戦後の闇市は、物が簡単に200倍で売れたと思える。沖縄が戦後県単位の闇商売をやって、貧乏から救ったという話で奥野はノンフィクション賞を取った。台湾の闇米は東京で200倍の価格で売れた。
20年前堤義明がもてはやされたのは、赤坂品川の戦前華族の空き地をタダで分捕って、そこにプリンスホテル立てただけの話であんなものは商売じゃない。1000倍の価格に高騰した。昭和史が怪しいのは、そうしたインチキ談合商売が平気でまかり通っていたのに、それ全部隠していたことである。小佐野も児玉もそうである、政商とはそういうものだ。政治そのものがそうだった。私の山岳会の知り合いも大正生まれだが、当時やみ米屋をやって、あれはどうも3日間くらいで、やはり仕入れの20倍くらいの儲けになって、今の金額で3万円が60万円くらいに化けたような悪さを、月に一回やって、遊んで暮らしていたと話を聞くと私は解釈する。
さて中国A株はどう考えても共産党中央政府がインサイダーやっていない方が不自然だ。10年で30倍の資金力を共産党政府は持っている。国を挙げての錬金術はかつての日本以上だと思える。
そのA株に、日本でも癒着している幾つかの証券会社が介入している。日興コーディアルがそうで、子会社のアセットだ。中国人民元の通貨や為替、株はこの3年で、闇米と同じくらいの大博打を世界的に実行すると思える。こんな愚かで馬鹿馬鹿しい話に乗るのか乗らないのか、乗ってみたい気が十分にするのだが。しかもついでながら、中国共産党というのは、日本の主権官僚主義よりも、まだましだという解釈が最近は多くなってきた。
さらにもう一つ、都知事の慎太郎は未だに中国非難で台湾支持であることと、東京五輪がシカゴに負けることで、寿命は任期途中の後2年。
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