米議会指導部が予算大枠合意､閉鎖回避に向け前進－歳出約230兆円 2024年1月8日 16:20 JST 更新日時 2024年1月8日 20:09 JST

米議会指導部が予算大枠合意､閉鎖回避に向け前進－歳出約230兆円
Erik Wasson
2024年1月8日 16:20 JST 更新日時 2024年1月8日 20:09 JST


超党派の合意により20日の政府一部閉鎖の可能性は小さくなった
両院の歳出委員会が詳細な歳出法案について協議する道が開かれる
米議会の民主、共和両党の指導部は７日、2024年会計年度（23年10月－24年９月）予算の大枠について、合意に達したと発表した。つなぎ予算は19日で一部失効するが、超党派の合意により20日に米政府が部分的に閉鎖される事態を回避できる可能性が出てきた。

　　民主党のシューマー上院院内総務と共和党のジョンソン下院議長が取りまとめた合意は、歳出総額を約１兆5900億ドル（約230兆円）に設定するもので、上下両院の歳出委員会が詳細な歳出法案について協議する道が開かれる。

　　

　　バイデン大統領はホワイトハウスの声明で、「議会指導者らが到達した超党派の財政枠組みにより、無用な政府閉鎖を防ぎ、重要な国家的優先課題を守る方向にわれわれは一歩前進した」と歓迎した。　

　　内国歳入庁の予算100億ドルの早期削減と、未使用の新型コロナウイルス対策費60億ドルを失効させることが超党派の合意に含まれる。


民主党のシューマー上院院内総務と共和党のジョンソン下院議長が超党派の合意を取りまとめたSource: Bloomberg
原題：Congress Leaders Ease Shutdown Risk With a Spending-Cap Deal (1)（抜粋）

(米大統領の声明内容などを追加して更新します)
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