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日銀利上げで不動産株急伸、銀行株から資金移動-インフレ転換期待 2024年3月19日 15:19 JSTブルームバーグ

2024-03-19 16:27:14 | 日記

日銀利上げで不動産株急伸、銀行株から資金移動-インフレ転換期待
田村康剛、エディ・ダン
2024年3月19日 15:19 JSTブルームバーグ

19日の東京株式市場で、日本銀行がマイナス金利政策の解除を発表したのを境に銀行株と不動産株の動きが逆転した。緩和的な金融環境が当面続くことや日本経済がデフレを脱却したとの見方から、投資資金の移動が起きたとの声がある。

  日銀会合の結果発表を終えた午後の取引で、三井不動産などを含むTOPIX不動産業指数は一時4.6%上昇して2007年10月以来の高値を付け、上昇率は全33業種で首位に躍り出た。一方、午前は堅調に推移していた三菱UFJフィナンシャル・グループなどのTOPIX銀行業指数は下落に転じた。

  東海東京インテリジェンス・ラボの中村貴司シニアストラテジストは、マイナス金利解除を受け、銀行株との比較で出遅れていた不動産株に資金再分配(アロケーション)が入ったのだろうと指摘。その上で、「緩和的環境の継続と、デフレからインフレへの転換という受け止め」も不動産株や不動産投資信託(J-REIT)の買いにつながっているとの見方を示した。

日銀の会合結果発表後の銀行と不動産株の推移



  日銀は19日の金融政策決定会合でマイナス金利を解除し、17年ぶりの利上げを決めた。イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の廃止や、上場投資信託(ETF)の新規購入の停止も決め、13年4月以来の大規模な金融緩和政策を転換した。一方、声明文では「現時点の経済・物価見通しを前提にすれば、当面、緩和的な金融環境が継続する」と明記した。

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