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1分で読める海外市場(13日)NYダウ史上最高値3万7090ドル、一時1ドル=142円台 Market Morning Briefing 2023年12月14日 6:19

2023-12-14 06:23:15 | 日記
1分で読める海外市場(13日)NYダウ史上最高値3万7090ドル、一時1ドル=142円台
Market Morning Briefing
2023年12月14日 6:19


株式

ニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比512ドル高の3万7090ドルで取引を終えた。1年11カ月ぶりに史上最高値を更新した。3万7000ドル台に乗せるのは初めて。米連邦準備理事会(FRB)が2024年に3回の利下げを実施する予想を示し、過度な引き締め維持で景気が急減速するとの懸念が薄れた。

S&P500種株価指数とハイテク株中心のナスダック総合株価指数もそれぞれ1.4%上げ、そろって年初来高値を更新した。
債券

ニューヨーク債券市場で国債利回りは急低下(価格は上昇)し、政策金利の動きに敏感な2年債利回りは一時、前日比0.3%ほど低い4.4%台前半を付けた。長期金利の指標になる10年債利回りは4.0%程度まで下げる場面があった。
為替

ニューヨーク外国為替市場で対ドルの円相場は一時、1ドル=142円90銭台まで上昇した。13日の東京市場終値から3円近い円高・ドル安が進んだ。その後も143円近辺で推移している。
商品

ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の1月物は前日比0.86ドル(1.3%)高の1バレル69.47ドルで取引を終えた。週間の米石油在庫統計で原油在庫が減少し、需給の引き締まりが意識された。前日に期近としては6月下旬以来の安値を付けた後で、値ごろ感からの買いが入った面もあった。
ワンポイント

2023年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)が13日、終わりました。米連邦準備理事会(FRB)は政策金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25〜5.50%に据え置くと決めました。9月時点では年内にあと1回の利上げを見込んでいましたが、物価上昇の勢いが減速傾向にあるため、3会合連続で見送りました。24年末の政策金利の見通しは4.6%と9月時点の見通しの5.1%から引き下げました。通常の利下げ幅(0.25%)で3回分の引き下げに相当します。

市場では22年3月に始まった利上げ局面が終了したとの見方が広がり、ダウ平均は初めて3万7000ドルを突破し、史上最高値を更新しました。パウエル議長は会合後の記者会見で「FOMC参加者は追加利上げの選択肢を排除することは望んでいない」と話しましたが、その可能性は高くないとも述べ、市場は既に利上げは終わったとみて、関心は利下げの開始時期に移っています。

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