コズモと読んでください COSUMO

株式、債券、為替、投資信託を主に

FOMC、3会合連続で金利据え置き-24年に複数回利下げを予想 2023年12月14日 4:07 JST 更新日時 2023年12月14日 5:18 JST ブルームバーグ

2023-12-14 05:39:57 | 日記

FOMC、3会合連続で金利据え置き-24年に複数回利下げを予想
Catarina Saraiva
2023年12月14日 4:07 JST 更新日時 2023年12月14日 5:18 JST ブルームバーグ

24年に3回の利下げを見込む-FOMC参加者の予測中央値
「適切であれば、追加利上げに動く用意がある」-パウエル議長



Jerome Powell Photographer: Kevin Dietsch/Getty Images

米連邦公開市場委員会(FOMC)は12月12-13日に開催した定例会合で、主要政策金利を2001年以来の高水準で据え置くことを全会一致で決定した。金利据え置きは3会合連続。また2024年に複数回にわたって金利を引き下げるとの見通しを示し、積極的な利上げキャンペーンが終了したとのシグナルをこれまでで最も明確に発した。

FOMC声明:インフレは緩和したが依然高水準、経済活動の伸び鈍化

  フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは5.25-5.5%。FOMC参加者の予測中央値では、今後追加利上げはないとの見通しが示された。予測中央値で追加利上げの見通しが示されなかったのは2021年3月以来。

The Fed's December Dot Plot
FOMCの金利予測分布図(ドットプロット)
出所:ブルームバーグ

  24年については合計で0.75ポイントの利下げを当局者らは予測。9月時点での予測より利下げペースが急になっている。24年末時点でのFF金利については、予測中央値は4.6%だが、FOMC参加者個々の予測はばらつきが大きい。

  8人は0.25ポイントの利下げが3回未満とみている一方、5人はそれ以上の利下げを予想している。

  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は会合後の記者会見で、予測はあらかじめ決められた計画ではないと強調。物価上昇圧力が再び台頭しないようにするため、追加利上げの選択肢を外す用意はないとした。

  パウエル氏は「政策金利は今回の引き締めサイクルにおけるピーク、ないしそれに近い水準にある可能性が高いが、パンデミック以降、経済はさまざまな形で予想家を驚かせてきた。2%のインフレ目標に向けて続いている進展も保証されているわけではない」とし、「適切であれば、追加引き締めに動く用意がある」と述べた。

  FOMCのトーンの変化は、会合後に発表された声明での文言修正でも浮き彫りとなった。声明では「インフレ率を時間とともに2%に戻すために追加引き締めが適切となり得る場合、その程度を決定する上で、委員会は金融政策の累積的な引き締めや、金融政策が経済活動とインフレに与える影響の遅効性、経済や金融の情勢を考慮する」と記述。前回の声明には、「場合」との文言は含まれていなかった。

  またその他の変化として、インフレについて「この1年で緩和したが、依然として高い水準にある」と指摘。さらに、大半の参加者は物価上昇に対するリスクはおおむね均衡が取れているとみている。

原題:Fed Holds Rates Steady Again and Pivots Toward Cuts in 2024 (1)(抜粋)
(パウエル議長の発言や声明の情報を追加し、更新します)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE

最新の画像もっと見る

コメントを投稿