INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

タイムリーヒット(72)

2016年11月15日 |   ┣ タイムリーヒット
(つづき)
はかた駅前通りの道路陥没により迂回運行を行っていた西鉄バス、14日夜には道路が通れるようになる見通しとのことなので、予定通り進めば、15日から通常通りのルートに戻るでしょうか。


バスが通れない区間は、バス停でいうと「キャナルイーストビル前~博多駅間」で、間に「駅前三丁目」のバス停がある。
この区間を通る路線は「46番」「46-1番」の上下線、及び、「6番」「6-1番」の博多駅行き。
6番」「6-1番」の反対方向(天神、警固町方面)はTVQ前経由で、もともと駅前三丁目を通らないことから影響なし。

でも、そもそもそんなに急ぐ必要があるのでしょうか。
あたかも、早く通れるようにすることが市の最優先の重要課題のように位置付けられ、素早い工事に称賛が寄せられ、市長は“オール福岡!”と言ってブログに経過説明記事をアップして、それを事故に直接関係ないような多くの人がシェアして、記事には「市長、さすがです!」のコメントがずらっと並ぶ状況…。

市長も市民もよくやるねと思います。
誰も特に間違ったことをしているわけではないし、早く通れるようになるに越したことはないのだけど、どこか違和感を感じてしまう私はひねくれているという自覚はあります(笑)。

道路陥没の衝撃映像が世界に流れ、福岡市のイメージが悪くなったので、そこから素早く復旧してそのダメージを最小限にとどめたいという意図はわかるのですが。
(つづく)

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7 コメント

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Unknown (number8)
2016-11-14 19:58:46
同じことを私も考えていました。素早い復旧が禍根を残しやしないかと。
市長の動きが早かった、それ自体はいいとしてもそれをアピールしすぎなんですよね。斜に構えた見方をすればとにかく早く動いていることを意識付けたいだけではないかと思えてならないのです。称賛されるべきはいち早く危険を察知して動いた工事関係者ですよ。
埋め戻しで以前より地盤の強度は増したと言われてますが、本当でしょうか。市長の地盤の強度が増しただけ、という落ちではないんでしょうか。「拙速」とのちに言われるようなことにならないことを祈るのみですね。迷惑をこうむるのは市民ですから。
ものすごくひねくれた見方をするなら、「紙与パーキング」が使用不能になってますね。「紙与」と言えば博多の名家渡辺家、ということで財界やお歴々の顔色を窺ってとっとと済ませないと何を言われるかわからない、なんていう動機からやってることなのではないかとみてしまいます。一時JR九州本社も使えなくなりましたから。
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Unknown (Tokyo Chikushi)
2016-11-15 10:14:40
今朝の未明に無事に復旧でき、めでたしめでたし、でした。
雨のために、市長が当初から強調した、「14日のうちに、日付が変わる前までに」という期限にはやや遅れてしまいましたが、福岡市の対応能力の速さと市長の存在感を余すことなく発揮できたことでしょう。
今朝のテレビでは、今回の迅速な復旧を、福岡市だからというだけでなく、日本人は素晴らしい、という外国人のコメントにまで高めているのが放送されていましたから、国としても対外的に得るものがあったのではないでしょうか。市長としてはまさに、禍を転じて福と為す、ですね。

その一方で、失ったもの、曖昧なまま蓋を被せてしまったものがあまりにも大き過ぎるような気がします。
私はもう、帰福しても「はかた駅前通り」を歩いたりクルマで通ったりすることはないでしょう。七隈線が下を通る道すべて避けるかも。
その通りの名称とはうらはらに、「はかた駅前通り」など、元々あまり(私が)通ることのない道であったことが(私にとって)せめてもの救いです。

このような結果になったのは、やはりマスメディアでリアルタイムにすべての映像が全国に流れてしまうために、今回のように、市の対応を全国にアピールするしかなかった、ということだろうと思います。その意味で、市長は、うってつけのキャスター兼解説者でした。
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Unknown (soramame)
2016-11-16 12:34:25
number8さん、Tokyo Chikushiさん、こんにちは。

いち早く通行止めなどの決断をした工事関係者の素早い対応は評価しないといけないと思うのですが、一方で、工事関係者は、いつ事故が起きてもおかしくはないと思いながらギリギリの状態で作業していたので、すぐに対応ができたという面もあると思います。

「日本の底力!」とか「福岡を見習え!」みたいな声も多いですが、全く的外れなような気がしています。

市長も、これまでの成功体験から、「ピンチをチャンスに!」という意識が今回も強く働いて行動していたように見えます。
たしかに、熊本地震のときの対応などは評価できる点もあると思うし、今回の対応も実際に一定の評価を得ているわけですが、ただ、今回の対応は、あまりにスピード重視であり、中国の列車事故で事故後に車両を埋めてしまう対応にも共通するものがあったと思います。
あと、市長の「自らわかりやすく説明しよう」とする姿勢も一貫していますが、「わかりやすい」のと「薄っぺらい」のは全く違っていて、市民はもっとそのへんをきちんと見極めないといけないと思います。
市長のブログ記事の拡散とか称賛のコメントをみるたび、いつから福岡はこんな気持ち悪いまちになってしまったんだろうと悲しくなると同時に、先行きがかなり不安になります。

この市長じゃないと実現できなかったこともあると思うので、全てを批判するつもりはないのですが、市民がこの市長のレベルに合わせて安心してしまったらダメだと思うのです。
市民が市長をうまく使っていかないといけない、という意味では、それが「オール福岡」なのかもしれませんが(笑)。
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Unknown (Tokyo Chikushi)
2016-11-16 16:23:11
この1週間の一連の経過の中で、穴の中に落ちたさまざまな構造物(信号機や街灯などもありました)を引き上げて検証することはせずに、そのまま埋めてしまう、という行動に、何となくうさん臭さを感じていたのですが、そうそう、中国の列車事故のことを無意識のうちに感じ取っていたのだと思います。
SORAMAMEさんのコメントをみて、すっきりしました。

ラジオ、テレビに始まり、今ではインターネットやSNS、よりダイレクトでパーソナル、そして迅速なメディアが誰でも簡単に利用可能な現代の、情報発信の功罪を併せ見るような気がしました。
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Unknown (soramame)
2016-11-16 18:23:54
Tokyo Chikushiさん、こんにちは。

>ラジオ、テレビに始まり、今ではインターネットやSNS、よりダイレクトでパーソナル、そして迅速なメディアが誰でも簡単に利用可能な現代の、情報発信の功罪を併せ見るような気がしました。

ほんとそうですね。

世間の反応を放っておいたら悪いほうの評価が定着してしまいそうだったので、ニュースが新鮮なうちになんとか先回りして全力で取り繕ったという感じがします。
「早期復旧」がニュースバリューとして大きそうだと察知した感覚もすごいと思います。
その後、個別の補償が難航したとか、本復旧が長引いた、といったことがもし起きたとしても、ニュースとしての扱いは格段に小さいでしょうから(同じような陥没事故がまた起きたときは大変でしょうけど)。

テレビの映り方をよく知っている人ならではの対応なんでしょうね。
それも一つの能力なので、良い方向にならどんどん使ってほしいと思います。

ただ、それを受け取る側はもっとよく考える必要があると思います。
例えば、「説明責任」といいながら、“説明の内容“よりも“説明しましたよという事実”のほうが重要視される風潮があり、今回も、説明の内容そのものはたいして聞いてなくて、「すぐに会見を開いて説明したからすごい!」「情報発信を随時やってくれてホントに助かる!」という感じになってしまっています。
大災害でもないし、直接の死傷者もいないのに、です。

福岡で起こった事故にもかかわらず、自分には直接関係ない(人が多い)ことだったからこそ、市長の行動に称賛が集まったという見方もできると思います。
「福岡すごい!」と言ってもらって“のぼせて”しまう、それが福岡らしさだと言ってしまえばそれまでなのですが(笑)。
ということは、今後もし、地震など大きな災害が起きたときに、市長が、対外的イメージを重視した行動をとれば、それは即命取りになるかもしれません。

「この市民あってこの市長あり」と、悪い意味でなく、良い意味で言われるようになったらいいなと思います。
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Unknown (number8)
2016-11-26 12:23:29
杞憂であればよかったものが…。
しかも西日本新聞の記事によると、当事者全員と県警も沈下の可能性を知っていながらこうなったらしいとのことです。
沈下しないように時間をかけてしっかりと工事するのが結局は長い目で見たら当局の信用は増すはずですが。市長には「見た目を気にするのはいい加減やめろ」と言いたいです。恥ずかしいですよ。
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Unknown (soramame)
2016-11-26 15:03:07
number8さん、こんにちは。

仮復旧の状態では一定の沈下は起こり得ると思うので、「今回の事態は想定内」という市の説明は、特に強がりでも言い訳でもないと思います。

でも、それだったら最初の段階で「今後、本復旧までの間にはこういうことも十分に起こり得ますよ」ということをもっとちゃんと言っておかなければいけなかったと思います。
もし「ちゃんと言ったけどマスコミがちゃんと報道しなかったんだよ!」と言うのなら、それこそ市長お得意の直接発信もできたはずです。

前のコメントで、わかりやすいのと薄っぺらいのは違うと書いたのですが、わかりやすさや伝わりやすさを優先することのリスクをよく表した出来事だったと言えるかもしれません。

…といった結果論的な批判は周りからだといろいろできるわけですが、市長は解説者や評論家ではなく、あくまで当事者なのだから、ここは、対応を誤らずにやってもらいたいものです。
幸い、けが人なども居なかったわけですし。

今は「強度が30倍になった!とか言わなきゃよかった」と、顔から火が出る思いかもしれませんね。
せめて「1.7倍」くらい言っとけばよかったのかも(笑)
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