旦那さんが昨年、共著で本を出した。
地元の祭り――獅子舞を残そうという、専門書のようなものだ。
そのお祭りがあるから、行ってくるとは聞いていた。
が、前の晩突然 「一緒に来てくれない?」 と、言い出した。
どうやら直会が盛大にあるようで、暴飲暴食と飲酒を控えるようにと言われている旦那様は、
それを回避して、すっと帰る方便として私を連れていけばいいと考えたようだ。
根が嫌いでないから、しぶしぶというそぶりを作りながら、わくわくと出かけて行った。
こんな鳥居が作られている鎮守の森です。トトロの世界ですね~~!
こんな道、何年振りかで登りました。結構息が上がりましたの!
雨対策で、せまい境内にはテントやシートが張られ、バーベキューの準備が始まっていました。
「獅子舞が終わったら帰るから」と旦那さまに耳打ちされていましたが、まず始まったのは太鼓。
おやおや何時になるものかと、それでも冷えたビールを頂きトン汁に舌鼓を打ち、始まりをのんびり待ちました。
お目当てではありませんでしたが、自衛隊の機甲太鼓というのは迫力満点!
みなぎるものがあって、すごかったです!!
雪まつりのときも思いますが、自衛隊はこういう姿がいいです。
若いころはなんでこんなことしているんだと思いましたが、彼らがこういう姿を私たちに見せてくれているというのは、
国が平和だという証拠です。いつまでもこういう風に地域と交わっていてほしいと思います。
そのあと地元のお子さんを交えた太鼓も、また風情が違って楽しかったです。
その合間にも、テントの中では、肉の塊やサンマがこれでもかこれでもかと焼かれ、
煙がもくもく!大判振る舞いです!!
そして、初めて見た 泉郷の獅子舞 見事なものでした。
10人ほどの演じ手で操られる大きな獅子の鼻面で、初めはかわいらしい子どもが、
そのうち女物の着物を着た若い男衆が、おとりのように舞って獅子をなだめます。
最後に天狗が出てきて、大きな獅子を退治しました。
お獅子に頭をかじってもらうと健康になるという言い伝えで、終わった後は行列ができていました。
この子は笑っていますが、中には「絶対いやだ」と泣き叫ぶ子もいて、
怖いものがこの世の中にあるという、こういう経験はいいよなあと思いました。
たーのしかった!!
そのまま、まっすぐ帰ろうとする旦那様に「ご褒美はないの?」
と、無理やり寄らせた、今札幌で話題の場所。
お目当てはこれ!
私はオーソドックスに “バニラ” 旦那様は名産のえびすかぼちゃを使った “かぼちゃアイス”
産直も併設されていたのですが、札幌近郊の足の便がいいこの場所は、私たちが行ったこの時間では
もう棚にものがない状況。 かろうじて、道外産だという桃が残っている程度。
それでも、満足して家路につきました。
当然ですが、末っ子は「ぼくはいいよ」と留守番を志願しました。