わかりやすい言葉で説明してくれる内田樹さんの本をよく読むようになり、
そのHPも時折チェックする。
昨日、久しぶりに観に言ったら 「人々が立ち去る職場について」 というテーマで、
今年の大阪府の教員採用試験のことについて書いてあった。
長男が教員免許を無事にとることができ、今後いざという時には「先生」の仕事で飯を食える。
その時は、北海道に限らず自分の力にあった都道府県教委を選べばいいことだと考えるし、
非常勤講師、期限付き教員・・・など、アルバイトと割り切れば
不安定ながらも収入の道があるのはありがたいことだと思う。
うちの子どもの専門教科は「理科」 便利なことに小学校・中学校・高校で教えられる。
でも大阪府教委を受けると言ったら、どこでもいいから他の県にしなさいと助言する。
橋下さんは「教員」という「人材」をどう考えているのだろうか。
週刊朝日のやったことがいい仕事とは言えないが、
橋下さんが大阪でやろうとしている教育改革?なるものは、なんだか意趣返しのようでしっくりこない。
先生にもっと自由と責任を、責任は懲罰がらみのものではなく子どもと向き合うための責任だ。
北海道も威張れるほどのものではないが、大阪のこの状況はどうみてもいいものとは感じられない。
そして何より恐ろしいのは、今の教育がどうだったかというのがわかるのが10年、20年先だということだ。
今は大阪市市長ですが
府知事のときな決めたことで
学校側は困っています
現場を知らない人間が勝手に決めたわけで
講師の人が力を発揮できず
現職の先生達も講師陣に頼れずに
少ない職員だけで全てを見渡さなければいけない状態
橋本さんは教師を敵にまわしてしまったわけです
現場は大変なんです!
「教育改革」というのは、どんなに今の人材に不備があろうと、その実践をするのは、今の「教員」たちなのです。
なぜなら、今目の前にいる子どもたちへの教育を停滞させてはいけないからです。
続けながら、変えなければならないのです。
そして、そう大きな声を張り上げた政治家たちは、その自分たちが掲げた改革の成果に対して、評価を受けることは決してないのです。なぜなら、彼らがその時もその地位にいることは決してないからで、そのまま苦しむのは現場の教員だけなのです。
では、どうしたら良いのか・・・・
子どもと教師 学校に必要なのは究極これだけで、他のものは雑音でしかないと私は思います。
その単純な環境を周りが守ってあげるだけで、教育は生き生きとするのではないでしょうか。