つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

緊急連絡先

2010年07月14日 | 日記
子どもがいます。
上は大学生、一番下は小学生です。
子どもがいると、いろいろな場面で緊急連絡先を求められます。
私自身もそうですが、今は、ほとんどが携帯電話の番号を書いているのではないでしょうか。

上の子のとき、今から15年以上も前ですが、携帯がこれほど普及していませんでした。
緊急に「保護者」に連絡を取りたいときに書かれていた番号は、
それぞれに違いましたが祖父母や叔父叔母、大家さんであったり、
会社の番号であったりもしたはずですし、、
私は実家が遠かったので、子どもの友達の親御さんにお願いして番号を書いていました。
そこには、親以外に心を配ってくれる大人の姿があったように思われます。

確かに携帯電話はとても便利です。
なにかあったときに、すぐに連絡が取れます。
でも、すべてが親のやることになってしまったような…。
それは親だから当然なのですが、
「この子を育てるのに力を貸してくれている大人」の姿が見えにくくなってしまいました。

「もし何かあったとき助けてほしい」と言いにくくなったようにも感じます。
携帯は道具です。上手に使えないのであれば、道具ですからないほうがいいです。
それでも、この道具、あると大変重宝します。
ぶつぶつ考えながらも使っています。
便利な道具があることによって失われてしまった何かが、
なくてもよかったものかどうか、少し考えなければいけないのではと思っています。
コメント
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