オリンピックから得られること

　先月から毎日受験生たちと向き合っています。受験に向けて不安を感じたり、自信を持ったり、気持ちが揺れ動きながらも、生徒たちも毎日塾に来て頑張っています。
　私はオリンピックをリアルタイムで見ることはほとんどできません。ニュースや特集で見る程度になってしまいますが、やはり選手たちの活躍を見てジーンときたり、感動しています。そして生徒たちにこんな話をします。
　「彼らは決してそのスポーツのセンスだけでメダルを取れたり代表になれたわけではないよ。多少のセンスはもちろん必要だけれど、金メダルを取った人は、金メダルが取れるだけ練習をした人だよ。世界で誰にも負けないだけ練習した、工夫した、自分自身の怠け心と戦った、だからこそ金メダルが取れたんだ。そう、練習や準備が金メダルだったんだよ。
　練習と試合、どちらが大切かと言われたら、練習だよね。いくら試合で頑張っても練習以上のことはできない。これは受験でも同じだよ。普段頑張っている以上のことはできないんだ。100点を取れる人は120点以上の勉強をしているから取れるんだ。みんなが頑張っているのは知っているけれど、同じ学校を受ける誰よりも、最後の最後まで気持ちを入れて取り組もうよ。受験本番で不安な気持ちを無くしてくれるのは、自分が一番頑張ったって思えることだよ。最後の最後まであきらめず、頑張っていこう。」
　こんな話をしている時に、私の弟が青梅マラソンから帰ってきました。彼は千葉県柏市で学習塾を経営しています。今年は青梅マラソンにエントリーしたそうです。およそ15,000人中、2,000番代だったそうです。彼なりに努力をし、準備をしてきた結果なのでしょう。