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生徒とのやり取りの中で感じたことを中心に、日頃から感じていることや変わった出来事などを発信しています。

再び世界地図パズルブーム??

2023-03-13 18:56:48 | 日記
都立高校入試の社会科の問題では、用語集などを暗記していても対応できない出題が多く見られます。例えば世界地理の問題で、解答がアメリカだとします。その際、アメリカと答えることはありません。世界地図が示され、どこに該当する国があるのかを答える形式の出題ばかりです。ですから、文字だけを暗記していてもなかなか得点に結びつかないのです。
創研塾ではそれを見越して学年を問わず世界の国や都道府県、都道府県庁所在地、都道府県の特徴などを身につけられる問題やクイズなどに繰り返し取り組みます。タブレットを使って世界の国を当てはめていくパズルが生徒の間で一時とても流行したことがありました。新記録を出すことを目標に、時間があればこのパズルをやっていたという生徒が何人もいました。私がいくら頑張っても更新できない記録を子供たちはいともたやすく更新する姿を見て、やはり子供の能力は高いと感心させられたものです。その世界地図パズルブームが最近再びやってきました。休憩時間になると私からタブレットを手渡されるのを待っている生徒がいるくらいです。もちろん、私はとてもかないません。
たかがパズルと思われる方がいらっしゃるかもしれません。ところが子供たちはこのような取り組みをきっかけとして、その教科や単元に興味を持つことが良くあるのです。このパズルを知る前は世界の国名やその場所について片手、多くても両手程度しか答えることができなかった生徒が、今では100か国以上の国名と場所を覚え、地理が好きになり、得点力も向上しています。
塾として、このようなきっかけを子供たちに与えることは大変重要な役割だと考えています。興味や関心を持てるような様々なアプローチを施し、子供たちが自ら取り組めるようにしていくことができたとき、私はとてもやりがいを感じ、嬉しく感じるのです。