中高大受験 難関校・人気校なら創研塾

生徒とのやり取りの中で感じたことを中心に、日頃から感じていることや変わった出来事などを発信しています。

都立高等学校転学・編入学募集

2023-03-02 16:18:03 | 日記
昨日、都立高校の転学・編入学の各学校ごとの受け入れ枠が発表されました。早速授業の中で都立高校の転学・編入学について話をしました。
まず、今年の高校受験で創研塾の生徒たちがどのような学校に入学したかを説明しました。難関トップ校もあれば、特色のある学校もあります。人気が高い学校が多く、定員割れによるいわゆる全入の学校を受験した生徒はいないことを話しました。全入の学校では、その学校を受験しさえすれば合格できることになります。10年前の資料を見ると、普通科で全入となる学校は東京都全体でも数えるほどしかありませんでした。ところが今年の入試では、創研塾のある旧第8学区では易しい学校の多くが全入となっていました。
私は志望校を決める段階で、どうしても行きたい学校の場合を除き、全入の学校は避けるように話をしています。全入の学校では、勉強しなくても合格できると思って入って来る生徒の割合が高いからです。勉強への意欲があまり無い生徒が集まれば、うるさくて授業を聞くことができないとか、いじめが多いなどの問題が発生しやすくなるからです。生徒たちには、将来の夢や楽しくて充実した高校生活を望んで今勉強を頑張っているのであれば、たとえ受験の倍率が高くて大変でもチャレンジしなさいと伝えています。調べてみると、一つの学年で一年間に1クラスに相当する生徒が減少している学校もあるようです。
塾としては、合格率を高めようとすれば倍率の低い学校を受験するように指導すれば合格率100%を達成することは難しくない時代になりました。しかし私は生徒たちが受験をし、ただ合格すれば良いとは考えていません。合格したそのあとの3年間をどのように過ごすかこそが大切だと考えています。
今年合格した生徒たちには、楽しく充実した高校生活を送れるよう、これまでに培った努力を継続することを止めないように話しています。

 東京都教育委員会

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