桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

今季最後の炭焼

2021年03月29日 17時33分40秒 | 活動報告

今シーズンの始まりには年齢的なことを考慮すれば5窯を目標に、と代

表の言葉があった。長期予報では大雪の傾向とのこともあり、雪が降る

前に材料の確保を優先にやってきた。先手先手の確保で備蓄は十分、

雪が降ったために山行きを諦めるようなこともなかった。

結果的に見れば今日が8窯目となり昨年と同等。

春のいい陽気に恵まれ外作業をするにも快適、ともすればうっすらと汗

をかく。窯出し作業と材料の加工に分かれ並行に進める。窯の方を開け

ると全体的に焼けており左右の偏りは見られない。雑木はそれなりの炭

に、肝心の樫は堅く折れの少ないいい仕上がりになっている。心配して

いた早い窯籠めによる影響はないようにみえる。枝木を載せる時に本来

の枝ではなく炭木の切れっぱなしのような塊を多く入れていた為、純粋

な枝炭は1袋しか出なかった。

炭木の下に敷く敷木はいつもより炭化が進み火をつけると煙が出るように

はみえないほど。生産量は345Kgとこの頃の数字と変わりない。

午後からは窯立てを始め夕方4時40分に火入れとなる。火をつけて暫くす

ると勢いがよく煙突からも煙の量が(現代風にいうと)半端ない。

19時に焚木の追加と通風孔調節、さんだらぼっちの設置をして明日には

点火の予定。

(ブログ管理人は明日より四国に出かけ、用事後から八十八か所と別格

二十ヶ所の遍路に出かけるため、炭焼きのレポートはなしとなります。

それに代わり簡単な遍路の様子を記事とします)

                 朝礼の模様

 

                    火入れ

                主な材料使いつくす

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« むかしの人は"えらい" | トップ | 炭焼き爺の四国遍路 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

活動報告」カテゴリの最新記事