桑炭会は設立してから来年で25年を迎える。会で培われた技術・雑話の
伝承は確かに行われている思う。炭焼きという実技について以前とやり
方は同じだが窯は違うこともあり何かを比較する時にはそのままという訳
にはできない。
ならば新たに窯を作り直した後ならばと考えてみる。これもまた窯の状態
に変遷があると考えるとパラメーターとなるどの部分の変化を考慮すべき
か・・・・禅問答のようになってしまう。
理屈は抜きにして2/20、3/7、3/17の3窯ともそれ以前の窯より約1日早く
窯籠めとなったことの理由付けができない。
『どうしてか?』の問いに、材料となる炭木は11月頃に伐採・割り木にしてか
ら炭小屋の中で3か月近く保管していた。炭木・上に載せる小丸太・枝類に
ついても乾燥の進んだものが多い。
その関係もあるのでは?
はたまた、窯の何処かに具合?
談義は尽きない 。皆が揃う機会をみつけ先達たちのご意見を拝聴したい。
色々と駄々をこねた今回の窯も観念し15時40分に窯籠めを終了した。昨日
の禁じ手のような首絞め作戦は功を奏し朝一には212度と今日中に仕上げる
目途がつき、夕方を目指して温度を上げる方向の調整を続ける。
昨日は炭木の燃える方向を抑えていた為、十分な炭化が遅れていたのか、
調整を緩めたとたん煙の量は明らかに多くなった。
9時に通風孔を全開、11時に煙突を全開にして後は煙突内部が白くなってく
る350度辺りになるのを待つばかり。15時30分からガス抜き、40分に煙突閉鎖
更に目塗りを実施して完了。
26日に薪割作業の予定、そこで今回の談義の続きになるのでは・・・
9時頃
12時頃
15時~