桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

低めの温度、3日目

2021年03月06日 18時10分03秒 | 活動報告

朝5時の早起きチェックでは昨日の経過からしても80度と順調にみえた。

ところが9時には76度に下がったしまう。焚口から中を覗き込むと枝木は燃

え白い灰が被り奥の方には火が見えた。点火していることには間違いはな

いし、状況を変えるような調節も一切していない。窯の甲を触手診断すると

かなり奥の方まで温かくなっている。また、煙の勢いは昨日とは比にならな

いほど弱々しいし、木酢液の出方も異常に少ないのも腑に落ちない。

何やかにや疑心暗鬼の中で本日の夕方までに100度以内で安定させるこ

とを目標にする。昼前には77度にしか上がらないため通風孔を70%閉から

50%閉に調節し1時間ほど様子を見ることにする。結果は良好で80度に上昇、

煙は勢を取り戻し木酢液も出始める。このままでは温度上昇が怖いので元

70%閉に戻し様子をみる。

17時には82度と安定してきたので煙突に枝を1本載せて今宵を越させること

にする。

               9時ごろ

手前の壁は障壁、その奥に立っているのが炭木、上に残っているのは枝木、上

の白のは枝木が燃えた後にかぶっている灰。枝木に点火した火は窯の奥の

方に向かっていき、奥の炭木に火が点き手前に向かって火が回る。

          17時ごろ