朝5時の早起きチェックでは昨日の経過からしても80度と順調にみえた。
ところが9時には76度に下がったしまう。焚口から中を覗き込むと枝木は燃
え白い灰が被り奥の方には火が見えた。点火していることには間違いはな
いし、状況を変えるような調節も一切していない。窯の甲を触手診断すると
かなり奥の方まで温かくなっている。また、煙の勢いは昨日とは比にならな
いほど弱々しいし、木酢液の出方も異常に少ないのも腑に落ちない。
何やかにや疑心暗鬼の中で本日の夕方までに100度以内で安定させるこ
とを目標にする。昼前には77度にしか上がらないため通風孔を70%閉から
50%閉に調節し1時間ほど様子を見ることにする。結果は良好で80度に上昇、
煙は勢を取り戻し木酢液も出始める。このままでは温度上昇が怖いので元
の70%閉に戻し様子をみる。
17時には82度と安定してきたので煙突に枝を1本載せて今宵を越させること
にする。
9時ごろ
手前の壁は障壁、その奥に立っているのが炭木、上に残っているのは枝木、上
の白いのは枝木が燃えた後にかぶっている灰。枝木に点火した火は窯の奥の
方に向かっていき、奥の炭木に火が点き手前に向かって火が回る。
17時ごろ