桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

桑炭会つうしん No.120号

2021年03月25日 18時40分23秒 | 活動報告

             

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窯籠め記録更新、炭焼き5日目

2021年03月21日 17時46分27秒 | 活動報告

桑炭会は設立してから来年で25年を迎える。会で培われた技術・雑話の

伝承は確かに行われている思う。炭焼きという実技について以前とやり

は同じだが窯は違うこともあり何かを比較する時にはそのままという訳

はできない。

ならば新たに窯を作り直した後ならばと考えてみる。これもまた窯の状態

に変遷があると考えるとパラメーターとなるどの部分の変化を考慮すべき

か・・・・禅問答のようになってしまう。

理屈は抜きにして2/20、3/7、3/17の3窯ともそれ以前の窯より約1日早く

窯籠めとなったことの理由付けができない。

『どうしてか?』の問いに、材料となる炭木は11月頃に伐採・割り木にしてか

ら炭小屋の中で3か月近く保管していた。炭木・上に載せる小丸太・枝類に

ついても乾燥の進んだものが多い。

その関係もあるのでは?

はたまた、窯の何処かに具合?

談義は尽きない 。皆が揃う機会をみつけ先達たちのご意見を拝聴したい。

色々と駄々をこねた今回の窯も観念し15時40分に窯籠めを終了した。昨日

の禁じ手のような首絞め作戦は功を奏し朝一には212度と今日中に仕上げる

目途がつき、夕方を目指して温度を上げる方向の調整を続ける。

昨日は炭木の燃える方向を抑えていた為、十分な炭化が遅れていたのか、

調整を緩めたとたん煙の量は明らかに多くなった。

9時に通風孔を全開、11時に煙突を全開にして後は煙突内部が白くなってく

る350度辺りになるのを待つばかり。15時30分からガス抜き、40分に煙突閉鎖

更に目塗りを実施して完了。

26日に薪割作業の予定、そこで今回の談義の続きになるのでは・・・

             9時頃

                  12時頃

                 15時~

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三度急上昇、炭焼き4日目

2021年03月20日 17時40分47秒 | 活動報告

午後から雨が降り出した。雨につられて遠くを見ると山に点々と白い塊で

咲いている辛夷の花、裾野を見ると一寸おませな山桜が咲き始めている。

梅やら木の芽が花のように見えたり賑やかになってきた。野草たちも、雑

草も花をつけ爛漫の準備に忙しい。

それに負けじと炭窯の方も風雲急を告げる。何を急ぐのか窯は急いて温

度を上げたがり当番は心配が募り今日も、目が覚めた午前3時に早朝出

勤を強いられる。

その甲斐があり上昇の兆候(156度)を摘み取る手立てを打ったものの、定

例6時の点検では166度、9時には176度大幅アップ。もし3時の調節がな

かったら、どれくらい上昇していたのだろうかと思うと『ぞんぞがつく』

ここからは悠長なことは言っておられないので煙突、通風孔を思いきり絞り

夕方200度前後をキープし3晩越しをさせる、と決意。この上から下から絞ら

れた結果、17時で182度となり少しずつ上げる調整が始まる。

明日中に窯を籠めることになるが問題は何時くらいか、夜遅くなんてことは

御免こうむりたい。

 

 

         9時頃は未だ天気は良かった

      煙は気圧に抑えられ山の中に吸い込まれていく

                   17時頃

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徐々に上昇が早くなる、3日目

2021年03月19日 17時53分06秒 | 活動報告

ここ2回の炭焼きは早くなる傾向、しかも急に速さが増すことから、心配性の

者にとっては気が気ではない。何、心配ないと自分を諭してみても居ても立

っても居られなくなることがある。その見本のようなものが炭焼きの温度管理。

枝を1本載せた、通風孔を少し調節した・・・・・・・『あれでよかったのだろうか』

と心配するとのべつ幕なしに窯の番人をせざるを得なくなる。

冒頭のこと、午前様に窯まで出かけ枝を1本載せる。ご苦労様。

朝一の6時で89度、当番の人が出揃う9時で91度を示す。今晩が2番目になる

から夕方には100前後になればいいなーとお話。

以後15時までははなだらかに推移していたが102度と目標としていたラインに。

110度になった時点で調節との引継ぎで続行する。17時、110度を確認、18時

に集合予定なので一旦はそのままにしたが、気を取り直し枝を1本追加してお

く。記録をグラフにしていたらやはり上昇スピードは速い。

明日の推移は小まめにみる必要がありそう。

               9時頃

            13時頃

             17時頃

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2日目、点火

2021年03月18日 17時19分23秒 | 活動報告

猫の目のように気温変化、天気はいいが吹く風は時折強くしかも冷たい。

桜開花の声は聞こえてくるも八雲では暫く先の事か。

昨日の夕方に火入れ、帰り際には生の焚木をしっかりと入れた後に再度

満タンと念の入れよう。ここ2回ともに火入れの翌日に点火していることか

今回もそのパターンになるのではないかと話をしていたら、9時の点検

で予想通り本日点火の流れになる。煙突から出る煙は煙受けから外に出

る量よりも多くなり溢れ出る。モクモクを通り越し行き場を失い強く押し出さ

れる感じ。

一方で焚木を追加した後、焚口を開けるとこちらも勢いのいい逆火が出て

くる。小屋の中は煙が漂い点火が近い証拠になる刺激臭。

11時に点火とし焚口閉鎖、木酢液採取を始める。温度は81度。以後は順

調に推移し夕方5時で83度。

過去2回ともここから明日の午前中に温度が上昇し最終的に1日ほど早く

仕上がっている。

それ自体に問題ありとするのが正しいのか無しでもいいのか今のところ?

             9時頃

            17時頃

   

  

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