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桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

カシをゲット

2019年12月21日 20時31分06秒 | 活動報告

1日延期された山行きは晴天とは言い難いが幸いにも落ちてくるものはな

く申し分はない。初めて行く場所は八雲町の中でも天空に位置する秋奥

と呼ばれる。炭小屋からは徐々に傾斜があり山佐別れからはきつい勾配

を上り詰めると下界を見下ろせる開けた所に出る。そこから少し山道に入

ると2軒の集落?がある。家に通じる道端に立つカシを伐採する。カシを切

るためには下刈り、邪魔になるナラやその他雑木を倒しておかなければな

らない。1本目は邪魔するものはなく比較的簡単に倒すことが出来た。道

の上に倒れているが交通量は0に助けられ道路上で枝打ち、裁断し持ち

帰られるように始末する。午前中はこの1本で終わる。秋奥で新たに伐採

する部隊と別に伐採済みのカシを持ち帰り部隊は出しの悪い所で泥のつ

いたものを運搬に手を焼いていた。午後は全員で秋奥の伐採に向かう。

2本倒したところでブログ管理人はリタイアしたので最終結果は分からない

が、午前のものと合わせると2窯以上の材料は調達できた。

今回の最大テーマは直径が40㌢くらいのカシ、大きな枝が杉に邪魔され

思う方向に倒せないためこの木は宿題として残すことにした。

 小屋から秋奥への道

  午前中の収穫

  午後の作業風景


天候不順

2019年12月20日 18時09分52秒 | 活動報告

猫の目天気の師走。今までのイメージでは師走の天気は暖かい日は霙

(みぞれ)、寒ければ雪がちらつくと相場は決まっていた。ところが秋の長

雨のようにだらだらと雨に見舞われ外仕事が一向に捗らない、つまり冬が

来るのを止めて秋のまま?

何とも致し方のない天気に愚痴る。今日20日は雨降りを避けて山仕事の

はずが昨日までの予報を裏切り、明日に延期された。

次回以降の炭焼きを楽に進めるため伐採済みの材料の持ち帰り、新たな

伐採地への進出で材料確保に力を入れている。

シーズンの幕開けは遅れたものの始まれば中々の積極姿勢、80代、70代

でありながらの奮闘に🥂

    

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炭焼き終了

2019年12月17日 17時14分20秒 | 活動報告

朝一番は240℃、昨夕からの上昇は40℃で夜中の大きな変化はなかっ

た。木酢液は出の少ない状態になっておりここで採取をやめる。

煙突の上に置いた枝、通風孔の遮蔽を少しずつ開放していき10時に

煙突、通風孔ともに全開し所謂、精錬作業に移る。

木炭の焼き方には種々のものがあり精錬作業は15時間から20時間と

るものもあれば、桑炭会のように数時間のものもある。その差に

どんなものがあるのか不明だが桑炭会流でも一般的な用途なら十分

だと考えている。

10時の時点で300℃、逆算して予測すれば14時頃にクライマックス

やってこよう、となりそこで集合する。測定結果は357℃、煙突

も白くなっておりガス抜きしてもよさそうだったがが煙突から

出る薄青い煙の勢いが未だ残っているようだったので30分待ってか

ら通風孔の閉鎖、15分後に煙突閉鎖を行う。続いて目塗と全作業を

終える。

午後から落ちそうで我慢していた雨は堰を切ったように降り続いて

た。

  10時頃

  12時頃

  14時頃

  通風孔閉鎖

   煙突閉鎖

  目塗り

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炭焼4日目、霜降る朝

2019年12月16日 17時18分47秒 | 活動報告

今季一番の冷え込みだったのではなかろうか。屋根の上や畑は真っ

白、雪が降ったかのような白さだった。白が際立つ分冷え込みも半

端なく構えて外に出ても思わずブルッとなる。本来の師走の半ばな

ら雪が降っていてもおかしくないし、この寒さも当たり前だろうが

昼前になると師走の半ばであることを感じさせなくなる。COP25で

は具体的な改善テーマは決まらなかったそうだが、じわじわと『お

かしいなー』を受け入れ、いつしか『おかしいなー』とは言わなく

なってしまうのだろうか。私たちは過去を知っているから『おかし

い』と感じるが今しか知らない若者たちが今を基準にして

『おかしい』と感じる時は一体どんな『おかしい』になっているの

だろうか。

疑問、疑問の中、今直ぐには困らないつけの先送り、原発の汚染水処

理、使用済み燃料処理、年金等々も然り・・・・・・

愚痴は止めて炭を焼こう。

昨日の最終は91℃だったものが朝一では168℃になり一晩で77℃の

昇。今晩を無事に越し明日の窯籠めにするために最高でも夕方27

0℃くらいかなー、と言いつつも夜中の変化はチェックが出来ないか

らもう少し低めにしようと安全策に傾く。煙突の調整を今のままだ

と高くなりすぎるので小枝を追加していく。

以後、上昇速度は遅くなり夕方200℃となった。温度変化をプロット

してみると前回の窯と同じ軌跡をとっている。

今宵の3晩越しを経ていよいよ明日は千秋楽となる。

   9時頃

  12時前

  17時頃


炭焼き3日目、80℃から90℃へ

2019年12月15日 17時12分07秒 | 活動報告

時折、雨が落ちる朝方、徐々に回復し午後には日差しも見られ外仕事も

できるようになった。気ぜわしくなるのと反比例し天気は再び下り坂のよう

だ。正月準備はピンポイントの晴れを利用してやるしかなさそうな予報。

歳とともに薄れる正月の喜び、これでは老化に拍車がかかる、いかんぞ!

気を取り直していい正月を迎えるよう頑張るぞ。

昨日の最終チェックから今朝の一番まで81、82℃で安定していた。その

後、緩やかな上昇に転じ今日の最終目標は80℃後半から90℃辺りと考え

ていた。上昇をなお緩やかにするため通風孔、煙突共に絞り気味で調整

を続ける。

午後になって90℃を越える勢いになってきたので通風孔4/5閉、煙突1/2

閉にしてから90℃で納まってきた。

点火後、今晩は2晩目になる。今のペースを保てば明後日の窯籠めへは

なんの支障もないと思われる。

  9時頃

  17時頃