宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

真の稽古

2017-04-15 15:01:02 | 茶道
今日は特別稽古で真の稽古をしました。
床には花園天皇の御宸翰を、そして唐銅の花入れにカイドウとウツギを入れました。

まず真の初炭、炭斗も炭の組み方のいつもとは違います。ちなみに炭斗はボール紙の箱を墨で塗った手製で代用しました。灰器の灰は11回に分けてすべて使い、初掃き・中掃き・後掃きの扱いもいつもとは違います。



お菓子は七種。

まず、大円真点前をしました。
炉の時季は水指や柄杓を動かして乱れかざりに。茶入・茶杓など古帛紗の三方捌きで清めます。天目茶碗は仕覆に入っているのでその扱い、釜の蓋を開ける時には蓋上を清めてから開けるなど真ならではの丁寧さ。

次に裏千家で最高の点前とされる真の行台子点前をしました。
大円真点前と似ているところが多いですが微妙に違うところもあって、二つの点前を一時にすると違いが分かるということもありますが、かえってややこしくなることもあります。



両点前は かれこれ小一時間かかります。

一年で炉と風炉の真の稽古を一回ずつは稽古できたらなと思います。

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