宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

香付き花月part2

2018-06-13 13:35:07 | 茶道
今日は水曜クラスで《香付き花月》をしました。
香銘は「涼風」、今回も予めお知らせして歌を考えておいてもらいました。
大学生の方々も俳句や和歌を作ったり、筆で書くのは何年振りかしら…と言われましたが、ちゃんと考えてきて書いてくれました。

香を聞いた後に香銘を書いた香包みを回すのですが、うっかり忘れてしまいました。予め香銘がわかっていたのでうっかりしてしまいました。正式にすれば忘れることはないはずなのに。

薄茶三服のあと亭主が記録紙を持ってきて皆が順に歌を書いていきます。
素敵な歌が並びました。



津可乃間の梅雨の晴れ間に吹く風に涼しき薫る梅の青可那
遠雷の後に涼風夏の宵
涼風を背に喫む薄茶いと清し
涼風よ思い出と共に夏さらう
風去りて実梅を拾う祖母の腰
涼風に釜湯気揺るぎ茶香る
玉川の水面に光る若鮎を我が背とながむ風わたる岸

日頃 俳句や和歌を作ることはないのでちょっと楽しかったようです。
大学生の方々も興味津々。若い方らしい歌が並びました。
茶道も時々このような雅なお遊び(?)も稽古に入れると楽しいです。
お遊びと言っては叱られるかもしれませんが…

《香付き花月》の後、平花月を丁寧に稽古しました。足の運び・畳目何目に折据えを回すなど。

今日のお菓子は頂いた松江の風流堂「天の川」。ちょっと早いですがゼリー羊羹できれいなものでした。
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