Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

セール沼

2018-12-15 20:14:00 | ファッション


季節柄、ショッピングに忙しいです。季節というのはクリスマスと年末です。

外国の家族にはすでにプレゼントを贈りましたけれど、国内の家族にはまだ。

それに職場の忘年会でドレスコードが「USA」なのでキャプテン・アメリカのグッズを何か入手せねば!(だってトランプのお面とか嫌だし)

という立派な理由もあるので、普段は少しでもオタクで時間を過ごしたい私もやる気が出てしまい、オンラインでも街でもショッピングにエンジンがかかってしまい、

靴のファミリーセールというのに行ってみたのですが欲しいものがなくて帰ろうとしたら、合同で別の部屋でやってる陶器ブランドと、別フロアでやってる服のセールにも入れると言われたんです。

それでまず隣の陶器(値段から磁器?)を見たら、めっちゃお高いんです!

でもいいものを見るチャンスと思って、ブランド名も聴いたことない、どうやらウィーンあたりのお店らしいけどとりあえず全部見たんです。すると不思議なことに、半額でも何万円もするものを見た後に、半端品になったものを見たら

「買える値段だわ〜。これも出会いのチャンスだし、何か買っておこ」と花や動物柄のクラシックな(悪く言うとおばちゃん趣味な)絵柄に混じってモダンで目立っていたものに一目惚れして(おそらくカップだけ割れて無くなった)ソーサーを購入しました。とても気に入ってます。



↑ しかしこの表示は正しくない。カップ&ソーサーとして揃わないからバラで売ってるだけなんです、「通常価格¥12,960」と書いてあったらソーサーだけでその値段だという意味になって誇大表示ギリギリというか・・・逆にカップだけのは\8,000くらいで売ってたりするんで単に別売りになっただけなんですよね。


そして下のフロアにも行ってみたら、お洋服やさんのセールでして、

なんと私の好きな英国ブランド「バーバー」(日本ブランド名はバブアーって言ってますけど発音はどう聞いてもバーバーです)に続いて「トラディショナル・ウェザー・ウェア」が並んでる〜〜〜その奥には「マッキントッシュ」も?!

どれも正価がお高い、というか品質に見合っているので高くはなく適正価格なのですが、数万〜数10万円するお洋服ですので、例えばセーターがハーフプライス以下でも1万円以上はします。

もう少しでバーバーのフード付きオイルコートを買いそうになったのですが、試着してみて思い出した、1枚バーバーのコートは持っていたのです。

そこで小物を中心に品揃えてみました。



↑ 
・小さい花柄の布の包まれているのは石鹸。
・中奥がスキーソックス、セールでも\3000で迷ったけど夫へのプレゼント
・右がバーバーのチェックマフラー、これも夫にプレゼントするけど私も借りる前提

そして!
今回、心躍ったのが左下のアイテム、単品フォトが記事の一番上にあるのでして、パッケージのイラストの通り、雨避け用のビニールのかぶり物なんです。イギリスでは傘は差さなくてもこれを被る人がいらしたのです。

これ、2001~2年にロンドンで売ってるのを見て興味津々だったのですが、かぶってるのはイラストのおねえさんに反して年配のご婦人ばかり。さすがに私がかぶったら謎の東洋人になるな、と思って買い逃して早16年、まさかの再会。

ものとしては、使い捨てのシャワーキャップほどの素材で、割と複雑なデザインなのがなんともアンバランスなのですが、お値段も使い捨てな値段だから(日本での正価が\600、セールで\300)イギリスでも1,5ポンドくらい、ご婦人がバッグに忍ばせて急に雨が降ってきたらせっかくカーラーで巻いた髪型がだいなしになるのでこれで保護する、程度のものなのでしょう。しかし2001年に見た時もデッドストックかのようにじゅうぶんレトロでした。まだこれが残ってて、しかも日本で流通(ごく限られたルートで)しているとは。

それとトラディショナル・ウェザー・ウェアの黒いコットンのスカートを買いました。

あとは娘へのプレゼントを見つけなくては・・・

みんなへのプレゼントを買うまで沼の底を這いずり回る感じ。

Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男

2018-12-11 21:42:00 | その他の映画・ドラマ・舞台


去年のクリスマス映画なのでもうあきらめていたら1年経って日本に届きました!

主役がダン・スティーヴンスで、チャールズ・ディケンズがクリスマス・キャロルを生み出した秘話、ということでとても見たかったのです。

お恥ずかしながら、文学の素養がない私、「クリスマス・キャロル」も読んだことがない(試みては寝てしまった)のですが、

イギリスの人気小説家ですのでドラマや映画化も200年近く時が経ってもコンスタントにされていて、

すると好きな俳優が出てくることもあるので見る、というわけです。

ダンちゃんは本作でディケンズの若き日を演じていて、そのキャラはすごく真っ当で人当たりの良いところと作家としての内向性を持っていて、共感が持てます。

「オリバー・ツイスト」が売れてロンドンに家を構え紳士として暮らしている時期なので、ちょっとロングヘアでブルーのジャケットもおしゃれなダンちゃんが目の保養です。

そして、重いテーマを軽く見せる、これぞイギリス映画!でした。

とにかく本が売れなくてお金がなくて、執筆に集中したいのに親や兄弟一家まで家に来てしまい、せっかく構想が波に乗ったところで邪魔が入るという、かわいそうな役回り。

それと、奥さん役とメイド役の女優サンふたりがとても可愛いくて、これからが楽しみなんです。奥さん役のモーフィッド・クラークの自作はなんとディヴィッド・カパーフィールド(ディケンズの作)の映画です。

昔のロンドンの街はどこでロケしたのかなあと調べても、アイルランドしか出てきません。ロンドン中心部にディケンズ博物館がかつての住居跡にあるのですが、そこかなあとドキドキしたんですが・・・




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2018-12-10 16:31:00 | ジョシュ・ホワイトハウス


ジョシュ・ホワイトハウスが出演している短編映画(約20分)が動画配信サイト「Vimeo」で有料公開されています。

お値段は確か400yenくらいです。いったん購入してしまったので私のアカウントには「購入済みです」表記になってしまい値段が出ませんのでごめんなさい。

映画はコメディというカテゴリーでしたので、ジョシュのコメディーとは軽く楽しいものかなと思いきや、

ご紹介
イギリスのドラマシリーズ「ブラック・ミラー」のような、現代のネット世界をテーマにした軽くて乾いたダークなコメディ。

あらすじ
不治の病の子供を抱えたシングルマザーの若い女性スージーが(ここらだけで日本だったら絶対にコメディにできない)、短い命の子供のためにできるチャリティ活動からネットで人気者有名人となり、

ここからネタバレ
歌を歌ってアルバムを4枚リリースし、映画に主演、香水、ファッション、ヘルシーフードのブランドも売り出す成功をします。

テレビのトーク番組に出演、グレアム・ノートン・ショーのように別のゲストと並んで座ったときスージーの隣には人気ロッカーらしき派手な男性が。

上のカッコイイ写真はIMDbからなのですが、作品中にこのようなシーンはなぜかございません!!

役名も出てこなかったんですがIMDbによればFrancis Darcさん。そして見かけは不良っぽいロッカーがスージーの行動にダメ出しをします。

そこから彼女の運は下り坂を転がり落ち、ついには逮捕と。。。


面白いのは、冒頭でナレーターが狂言回しをするのですが、20世紀を10年ごとに名付けて、40年代は戦闘機の映像とともに「Flying 40s」ドラッグを回す若者の映像で「Super 70s」というように時代をくくっていき、21世紀のSNS時代を「No Name」と呼んでいます。

無名の人がトレンドになる時代を言いたかったようです。おそらく映画の発想もそこだと。



シングルマザーでも若い女性に尊敬されて自分をブランドにできるという視点ではさすがイギリス、と思いますが、

スージーが生活に疲れて髪もボサボサの状態から、ツイッターで有名になりマネージャーもついてリッチになる過程で重病の赤ちゃんがいるのにどうやって夜出かけたのかなあと疑問が残り、もっとリアルだったら面白かったのに。

そしてそしてジョシュの名前を3番目くらいにクレジットしてるのに、出番はテレビ番組の中で説教するくらいなんて少なすぎるぞ!と言いたい。

短編なのでカットシーンも多くきっと見せてくれてないシーンを隠し持ってるに違いない。

ええ、問題はそこです。


「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」吹替

2018-12-09 22:37:00 | エディ・レッドメイン


このシーン大好き。吹替ではティナが「どうも」と言ってましたが、英語はなんだったかな? 「Hello」?それともアメリカ人だから「Hi」?

なんと、間違えて吹替版を見てきました!

私は自分のシフトと子供の予定を天秤にかけ、子供と休みが合わない日が多いのでなるべく子供も外出している時に映画を見るようにしています。

それで「お?明日は映画に行けそうだ!」となったら何をどこで見られるかスケジュールをネットで比べていい時間帯があったらその映画館に予約を入れます。その時焦っていたのか(寝る直前だったからかなあ)吹替だと気づかなかったんです。

その日の夜中、ふと目が覚めて「同じ映画館でなぜファンタビのあの回だけスクリーンが違うんだろう?」と思ったら「もしや吹替なのでは?」と自分の中から答えが聞こえ、むっちゃ気になりベッドの横に置いたスマホで検索したらやっぱりそうだったんですよ〜〜〜ガーーン!!

気を取り直し、間違いでもしなければ吹替を見ることはないので、これはものは試しで、どう違うのか体験してみよう、と考えることに。


体験の結果です。

セリフの言葉には不自然さを感じませんでした。多分、それは字幕の翻訳を読み慣れているから。

違和感を感じるのは、一部の日本語版俳優さん=声優さんたちの演技です。

まずニュート・スキャマンダー先生、私はエディのニュートが大好きなので、日本語版のセリフの声を聞いていると(多分俳優さんが上手だからなのか)別の微妙に違う人格が宿っているように感じました。モゴモゴと口ごもって自信のなさそうな話し方は共通していますが、とにかく別人。別人が演じてるから仕方ないです。まるで映画「ボヘミアン・ラプソディ」見てモノマネ大賞じゃないのに「フレディじゃない」と感じるようなファンのワガママとでも申しましょうか。

ああ、エディの声でエディのセリフが聞きたい!もう一度字幕で見たい!

それからダンブルドア=ジュード・ロウ先生。声が青すぎてかっこつけすぎてやしないか。このセリフ回しはドラマチックすぎやしないか。ジュードはもっとハスキーだもん。顔がテカテカ派手なのに声は影があるんだよ、口上みたいな言い方はしないと思ったけどなあ・・・・とまたまた勝手に本人の声を比べて「違う!」スタンプを押し続けました。

それなのに、他のキャラ達は役者さん達に特別な思い入れがないためか割とすんなり受け止めてました。

クリーデンスのエズラくんは好きだけどあまり口数が多くないので文句もそれほどでも。

クイニーなんかは日本語版もオリジナルもほとんど同じじゃないかってくらい違和感ありません。うまかった。


結論。

私は映画を見るとき、99%好きな俳優さんが出てるから行くんですよ。やはりその俳優さんの演技は声まで味わいたい!話し方もその人の一部、とっても印象に影響があります!

ということで、今、エディの声のニュートが見たくてたまりません!!










All My SonsがNTライブに

2018-12-07 00:00:00 | コリン・モーガン
ナショナルシアター・ライブとは、イギリスの舞台を中継で映画館で上映するシリーズで、日本ではライブ(中継)ではないものの1〜数か月〜数年後に日本語字幕もついて年に数本が全国の映画館で上映されています。



そのライブにコリン・モーガン出演の「All My Sons」が決定しました!

公式サイト

2019年5月14日、チケット発売はもうすぐ(soonとな)。

やはり、有名作家&有名キャストだからなんでしょうか、プレビューもプレスナイトも待たずして決定とは、先日のブリッジシアターの「ヤング・マルクス」「ジュリアス・シーザー」なみですね。思い出すとあの「演劇史上最もチケット競争率の高かったベネディクト・カンバーバッチのハムレット」でさえも上演中の決定でした。あの時自分がロンドンにいたからよく覚えてます。

まずは、このライブで放送されて、その中から日本での上映作品も選ばれるわけですので、コリン・モーガンの舞台が日本で字幕付きで見られる可能性に1歩接近です。

日本の配給会社、カルチャヴィルさま、是非よろしくお願いいたしますsymbol1

ドクター・フーのコンパニオンガールのビリー・パイパーの「イェルマ」もやってくださって感謝しておりますが、同じコンパニオンの中でもジェナ・コールマンも遜色はございません。著名な主役二人の俳優にジェナとコリン・モーガンも出ればイギリス俳優好き界隈から注目されること間違いなしでございます。何卒おはからいをお願いいたします。