去年のクリスマス映画なのでもうあきらめていたら1年経って日本に届きました!
主役がダン・スティーヴンスで、チャールズ・ディケンズがクリスマス・キャロルを生み出した秘話、ということでとても見たかったのです。
お恥ずかしながら、文学の素養がない私、「クリスマス・キャロル」も読んだことがない(試みては寝てしまった)のですが、
イギリスの人気小説家ですのでドラマや映画化も200年近く時が経ってもコンスタントにされていて、
すると好きな俳優が出てくることもあるので見る、というわけです。
ダンちゃんは本作でディケンズの若き日を演じていて、そのキャラはすごく真っ当で人当たりの良いところと作家としての内向性を持っていて、共感が持てます。
「オリバー・ツイスト」が売れてロンドンに家を構え紳士として暮らしている時期なので、ちょっとロングヘアでブルーのジャケットもおしゃれなダンちゃんが目の保養です。
そして、重いテーマを軽く見せる、これぞイギリス映画!でした。
とにかく本が売れなくてお金がなくて、執筆に集中したいのに親や兄弟一家まで家に来てしまい、せっかく構想が波に乗ったところで邪魔が入るという、かわいそうな役回り。
それと、奥さん役とメイド役の女優サンふたりがとても可愛いくて、これからが楽しみなんです。奥さん役のモーフィッド・クラークの自作はなんとディヴィッド・カパーフィールド(ディケンズの作)の映画です。
昔のロンドンの街はどこでロケしたのかなあと調べても、アイルランドしか出てきません。ロンドン中心部にディケンズ博物館がかつての住居跡にあるのですが、そこかなあとドキドキしたんですが・・・