いきなり仕事の話です^^;
アメリカのコンサルタントの記事を読んでて「ジョブ型人事」という知らない言葉が出てきました。どうやら「ジョブ・ディスクリプション」という職務内容に沿った人事のことを言う、今日本のビジネス界で流行ってる言葉のようです。
「ジョブ・ディスクリプション」を日本語で聞いたのは私は初めてで
「やった!日本にも現れたのか!」と思いました。
私は今、かなり日本的と思われる企業で働いていて、「なんでジョブ・ディスクリプション」がないのかなあと思うことがあるからです。
私が「ジョブ・ディスクリプション」を知ったのはイギリスから帰国して育児後に初の企業で働いたアメリカ系法人でした。そこでは年に2度の査定で、その人が雇われているポジションでの職務内容がダダダーーーッと列記された数ページに及ぶ表に沿って、その職務をいかに出来ているかを5段階評価で、本人とマネージャーがマークし、それに従って昇給が決定、それもパーセンテージで明記された算出法で決まるのです。
「ジョブ・ディスクリプション」のおかげで各部署で雇われた人が何をするべきか具体的に細かいところまでわかるので評価もしやすいし、
5段階は上から
「ゴールをはるかに上回っている」
「優秀に出来ている」
「期待通りに出来ている」
「期待に見合って出来ていない」
「全然ダメ」
となっていて、言われたことを全部やっただけではやっと真ん中の評価で、
各自の創意工夫やパフォーマンス力を上乗せできる余地のある採点法になっています。日本に良くある100点が最高で出来てなければ減点するのではなく、真ん中を100点にして加点もつけられるのでモチベーションを上げやすくしてあるのでしょう。
こういう会社を1度経験すると、「ジョブ・ディスクリプション」のない普通の日本の企業に1年ちょっと前に戻った時に、会社経営者や人事は何をしてるんだろう?としょっちゅう思うようになりました。
私がいるサービスアパートメントのオフィスとよくやりとりするのは営業部の人たちなんですが、彼らのやり方がバラバラで全く部としてのシステムができてないので効率が悪い。営業部の人たちは、自分がどこからどこまで何をやるべきなのか誰にも教わっていない感じなのです。
おまけに、私の現場のボスは「こんなこと言われなくてもやって当たり前」とかよく発言するんですが、いや〜、ジョブ・ディスクリプションがないから、「当たり前」はなく、従業員の誰かが期待することをやってないならば、具体的に言わないとダメじゃ?と思うのです!
でも現場のボスにしても契約社員で、それ以外の私を含む4人のスタッフはバイトだし、契約社員やバイトのジョブ・ディスクリプションを決めるべき正社員はいないのでお話にもなりません。
本社の正社員は仕事ができないので、実質は非正社員スタッフが回しているのですが、なぜこの会社が潰れないかというと、会社の上部が別の会社の上部と癒着しているので、そこで回ってくるお客様がいるからなのです。
私が仕事に応募した時、本社が口を出さなかったおかげで私のようなアウトローも採用してもらえたし、現場がほったらかしなのも私に好都合でした。
「ジョブ型人事」という海外型に比べ、従来の日本的な人事を「メンバーシップ型人事」というとのことです。これは終身雇用と年功序列、そして新卒一斉採用がセットです。最初の2つはもはや大企業の早期退職者募集でテトリスのように崩れつつあるのに、新卒一斉採用はまだ行われています。
とりあえず今の私にはお仕事があることがありがたく、癒着ででも会社が持ちこたえてくれればOKですが、毎日現場で働くには、「会員制」よりも風通しの良い「ジョブ・ディスクリプション」に沿って働きお給料をもらう方が新卒入社しなくてもチャンスが何度もあるし、入りたいクラブがない人にもいいと思います。
アメリカのコンサルタントの記事を読んでて「ジョブ型人事」という知らない言葉が出てきました。どうやら「ジョブ・ディスクリプション」という職務内容に沿った人事のことを言う、今日本のビジネス界で流行ってる言葉のようです。
「ジョブ・ディスクリプション」を日本語で聞いたのは私は初めてで
「やった!日本にも現れたのか!」と思いました。
私は今、かなり日本的と思われる企業で働いていて、「なんでジョブ・ディスクリプション」がないのかなあと思うことがあるからです。
私が「ジョブ・ディスクリプション」を知ったのはイギリスから帰国して育児後に初の企業で働いたアメリカ系法人でした。そこでは年に2度の査定で、その人が雇われているポジションでの職務内容がダダダーーーッと列記された数ページに及ぶ表に沿って、その職務をいかに出来ているかを5段階評価で、本人とマネージャーがマークし、それに従って昇給が決定、それもパーセンテージで明記された算出法で決まるのです。
「ジョブ・ディスクリプション」のおかげで各部署で雇われた人が何をするべきか具体的に細かいところまでわかるので評価もしやすいし、
5段階は上から
「ゴールをはるかに上回っている」
「優秀に出来ている」
「期待通りに出来ている」
「期待に見合って出来ていない」
「全然ダメ」
となっていて、言われたことを全部やっただけではやっと真ん中の評価で、
各自の創意工夫やパフォーマンス力を上乗せできる余地のある採点法になっています。日本に良くある100点が最高で出来てなければ減点するのではなく、真ん中を100点にして加点もつけられるのでモチベーションを上げやすくしてあるのでしょう。
こういう会社を1度経験すると、「ジョブ・ディスクリプション」のない普通の日本の企業に1年ちょっと前に戻った時に、会社経営者や人事は何をしてるんだろう?としょっちゅう思うようになりました。
私がいるサービスアパートメントのオフィスとよくやりとりするのは営業部の人たちなんですが、彼らのやり方がバラバラで全く部としてのシステムができてないので効率が悪い。営業部の人たちは、自分がどこからどこまで何をやるべきなのか誰にも教わっていない感じなのです。
おまけに、私の現場のボスは「こんなこと言われなくてもやって当たり前」とかよく発言するんですが、いや〜、ジョブ・ディスクリプションがないから、「当たり前」はなく、従業員の誰かが期待することをやってないならば、具体的に言わないとダメじゃ?と思うのです!
でも現場のボスにしても契約社員で、それ以外の私を含む4人のスタッフはバイトだし、契約社員やバイトのジョブ・ディスクリプションを決めるべき正社員はいないのでお話にもなりません。
本社の正社員は仕事ができないので、実質は非正社員スタッフが回しているのですが、なぜこの会社が潰れないかというと、会社の上部が別の会社の上部と癒着しているので、そこで回ってくるお客様がいるからなのです。
私が仕事に応募した時、本社が口を出さなかったおかげで私のようなアウトローも採用してもらえたし、現場がほったらかしなのも私に好都合でした。
「ジョブ型人事」という海外型に比べ、従来の日本的な人事を「メンバーシップ型人事」というとのことです。これは終身雇用と年功序列、そして新卒一斉採用がセットです。最初の2つはもはや大企業の早期退職者募集でテトリスのように崩れつつあるのに、新卒一斉採用はまだ行われています。
とりあえず今の私にはお仕事があることがありがたく、癒着ででも会社が持ちこたえてくれればOKですが、毎日現場で働くには、「会員制」よりも風通しの良い「ジョブ・ディスクリプション」に沿って働きお給料をもらう方が新卒入社しなくてもチャンスが何度もあるし、入りたいクラブがない人にもいいと思います。
人事システムの話、興味深いです。
少し前ですがその人事そのものも専門的に特化されてHRつまりヒューマンリソースシズという分野が確立しているのを知りました。
色んな有名企業を転々としてる同級生がいて長年てっきり「落ち着かない人」だと思ってたところ、それを察してかリンクをメールで送ってきてくれてそれ見て初めて彼がワールドランキングで上位に入るほどのHRのプロだと分かった…というオチ笑
適材適所の仕事のやり方は狩猟型、共同体として働くやり方は農村型に感じます。日本に定着するのにはまだ時間がかかりそうですね。
ここでまた関係ない話ですが、スマホに通信不要の辞書機能がある事に数日前に気がつきました!
10年くらい使ってるのにいちいち通信して調べてましたよ。
ハリポタ読むのにそんなに辞書要るんかいというツッコミはなしで。。
思わぬ発見にホクホクしております^ ^
>>HRつまりヒューマンリソースシズ
はい、私がいたアメリカ系企業もその部署名で、部長が辞めた時は
他の企業からHRの経験者がヘッドハンティングされてきました。
>>適材適所の仕事のやり方は狩猟型、共同体として働くやり方は農村型に感じます。日本に定着するのにはまだ時間がかかりそうですね。
なるほど・・・効率は悪いが人にはやさしいと思います。
>>ここでまた関係ない話ですが、スマホに通信不要の辞書機能がある
うん?
単語を押すだけのは、あれは通信機能を使っているのでしょうか?
Kindle辞書は通信使ってないのは知ってました。
ペーパーバックを読むとき私が単にオマヌケだったのかいちいち起動して検索欄に単語を入力してGoogleで調べてたんですよ、長いこと笑
通信してない状態のスマホの待ち受け画面をタップして言葉を入れるだけで瞬時に候補が出るんでした。
ロック解除し起動してから使うもんだとばかり、、、
この秋最初のささやかな収穫🍎
>>通信してない状態のスマホの待ち受け画面をタップして言葉を入れるだけで瞬時に候補が出る
>>ロック解除し起動してから使うもんだとばかり、、、
私もロック解除なしで使ったことがないです。
今試しにタップしてみましたが文字を入れられるところが出ません・・・
でもえむさん、ということは紙の本を読まれているのですね!
私もハリーポッターは紙で読みました。懐し〜です。
最後の2冊なんてあんな厚い本はシリーズものでなければ
絶対に自分で読めるとは思わなかったでしょう。
>検索
待ち受け画面を右スライドさせるとカメラになりますよね。
同じ要領で下スライドすると検索入力欄が出るんですが…
>働き方
時代で変わりますから古い価値観でキャリアをみてると間違いますね。
ジョブ型の理想形は戦隊ものでしょうか。それぞれの技能をうまく組み合わせて目標を達成する感じ。
これが農耕だとみんなで耕してみんなで草取りしてみんなで収穫するわけです。
ジョブ型の場合は全体を見渡せる強力なリーダーシップの存在が不可欠になりますから、ここでリーダーを育む土壌ができるのでしょうね。
>>下スライドすると検索入力欄が出るんですが…
何度も詳しく教えていただきありがとうございます。
私の10Rの場合、右方向へフリックすると検索欄が上に出ました!
てか、このページに検索欄があることに気付いてませんでした^^;
いつもグーグルを開いてやっていたことがここからも・・!
これなら紙の本を読むときには勝手が良いですね!
>>農耕だとみんなで耕してみんなで草取りしてみんなで収穫するわけです。
みんなが一斉に同じ作業するならやりながら確認もできますが
実際は部署によってやることが異なるし、同じ部署でもシフトなので
指令系統の連絡がとっても大事です。
>>ジョブ型の場合は全体を見渡せる強力なリーダーシップの存在が不可欠
それですね!
あとイギリスの学校で思ったのは、日本ではほとんどの
事務的用事を担任の先生宛に手続きしますが、イギリスでは勉強以外のことは
事務の人や校長先生に話すので学校に溶け込める感が親としてありました。
それで思ったのですが日本ではそういうふうに、ひとりの働き手に
求められる範囲が広く負担が大きいなと。