Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

モダンライフ・イズ・ラビッシュ感想ネタバレなし

2018-09-22 19:11:00 | ジョシュ・ホワイトハウス


やっと試写会本編の感想です。でも公開は11/9、ネタバレなしで行きます!

とはいえ、主役のふたりがどんな人物なのかはプレスでも書いてるので、私なりのご紹介を;

リアム(ジョシュ・ホワイトハウス)はヘッドクリーナーというバンドをスタートさせたばかりの音楽大好き青年。しかし青年というより男の子という言葉がぴったりな存在の軽さであった。実は中身は「デジタル生活なんてホンモノじゃない。レコートの音がいちばん。CDも配信もクソだ」と主張する、スマホもカフェラテも嫌いな謎のミレニアル世代おっさんなのに。。。。

彼と恋に落ちるのはナタリー(フレイヤ・メイバー)というCDジャケットを手がけたいグラフィック・アーティストの卵。しかしリアムの主張とは反対に、世の中CDやレコードは過去のものになりつつある、つまりはアルバムジャケットのデザイナー職も先細りということ。

リアムはバンド以外にもバイトもやってたけれど、なんといっても好きなもの以外には集中できない存在の軽さですぐに辞めてしまうのです。そんな彼と盛り上がって暮らし始めたら、当然ナタリーも職なしでいるわけにはいかず、不本意ながら生活のためにデジタルコンテンツを扱うハイテクな会社でキャリアウーマンを始めるのでありました。



このリアム、好きなことしかしないので生活能力ないくせに主張だけは譲らないという、夢見る夢夫くんなところがうちの夫にそっくりで内心「やられたー」という思いがますます募りました。公式に書いてあるんですが、「ブラー」の音楽が出会いのきっかけ、というあたりを読んで、その昔結婚前の夫と一緒にブラーのライブを見に行って盛り上がった私なんでした。

もちろんのこと、リアムの中の人は夫よりルックスもカッコよくかわいいですから、生活力のなさにブーイングしたくてもできないというジレンマ!

しかし、このリアムというキャラは、クールで大人な「ポルダーク」のジョシュの演じたアーミテージと全然違うとずっと思っていた私だったのですが、よーくよーく考えてみたら、アーミテージのように純真にひたすら女性を崇め愛を差し出すキャラは同じなんでした!!!ほおううう!我ながら感心しました!アーミテージは物静かな貴族。方やリアムは現代の労働者階級のロッカーだけれど、ピュアなんですよぉ〜

あ〜そうかそうか、キャスティングの人は美しくピュアな男を演じられる俳優としてジョシュを買っているのかあ。そのピュアさに泥沼にはまっても見ていて暗くならない太陽のようなところが彼の持ち味かもしれません。

そしてナタリーの女優、フレイヤ・メイバーさんも初めて見たのですが、繊細で赤毛が愛らしくて、ヒッピーな格好もキャリアウーマンのヒールも似合うという綺麗な人です。彼女も少女っぽい雰囲気があって、とっても愛らしいカップルなんですが、彼女の方が1歩お姉さん。付き合い始めたあたりでリードしてるのは彼女だとわかる可愛くてキュンとするエピソードがありますのでお楽しみに!!!

そりゃ夢夫くんと生きていくにはこのナタリーやデメルザみたいな現実的な女でないとね。彼女たちは現実的に強く賢いのに、強く見えない容姿がまた私は好き。

さあ、ロンドンを舞台にこのカップルに何が起きてどうなるのか、私も2日しか経ってないのにもはやボロボロと忘れ始めているので公開されたら見に行くぞー!