Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

2016-11-24 15:31:00 | エディ・レッドメイン


人生初のレッドカーペットに参加できたこともあり、私の中でかなり盛り上がってた映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」をやっと見てきました。とにかくネタバレが怖くて予告さえ薄目で見てたので、こんな状態は長引かせたくないと東京の雪にも負けずに公開日2日目にして劇場へ。

ネタバレありです。映画を見てからどうぞ!

実は主人公と主要キャラが大人だけど「ハリー・ポッター」シリーズ・・・と聞いてどうも2匹目のドジョウぽい企画だなあという思いがぬぐいきれませんでした。来日したエディも「日本ではハリー・ポッター愛を強く感じる。ぜひファンタスティック・ビーストも愛してね。」と言っていたし。

私としてはニュート・スキャマンダーなエディのお願いならばその時点で90%OKではあったのですが、ちょっぴり懸念がなかったわけでもありません。それは、ハリーの世界は「イギリスの学園もの」としてパブリック・スクールぽい背景も魅力だったけど、新シリーズの舞台はなんとNY。イギリスファンにとっては興味ないのでは・・・

しかしそこはニュート・スキャマンダーというキャラでイングリッシュマン・インNYな面白さと、1920年代の衣装のおかげで見栄えもパブリックスクール感に劣らなかったのです。あ~よかった。さすがハリポタ製作陣、世界のファンを見抜いてる。

具体的には、NYで教会の演説を聞く群衆の中で「あなたseeker?」と聞かれたら、seekerはキリスト教の一派の意味ですけれどもニュートの「実は僕チェイサーなんだけどね」って一言はハリポタファンにはすぐクイデッチのことだ!とニヤリできますね♪人間に「魔法使いの学校があるのか?」と聞かれてニューヨーカーが米国1の学校を言うと、ニュートもぼそりと独り言のように「世界1はホグワーツだよ」と言うのもイギリス人らしいですw

先に来日キャンペーンでエディの声を聞いてから映画を見たら発声もアクセントも別人のように違うのにも驚きました。う~む、役者って凄い。動きも「常に動物を相手に生活してる人」っぽくいつもコソコソッと。自分のことよりも動物たちのために生きてる、まるでハグリッドが生まれもよくなって容姿に恵まれたような、そうだ動物愛の魂は同じでそれ以外のスペック全て高くなったようなニュート。

ニュートのブルーと茶色の衣装は、髪と目の色に合ってシルエットもタンタンのようにかわいくて最高でしたけれど、クリーデンス(エズラ・ミラー)の黒に細い白いパイピングの入った細身の服も、禁欲的で大人なのに子供として支配されてる感が漂っていてとても良かったです。彼の幼い妹の清楚な少女服も魔女狩りの残酷な歌といいコントラストでした。

ネタバレを避けてて良かった!と思った一番のサプライズは、グリンデルワルドの登場とそれがジョニー・デップだったこと。「おお!」と椅子でわずかにのけぞりました。そうか~、「ハリー・ポッターにつながる」とはこういうところもなのか!さすがローリング脚本、とシミジミ。ただしハリポタの時にはキャストは全員イギリス人と彼女は限定してましたが、その限定は外れたのね。それとジェンマ・チャンもちょい役で出てたのもサプライズ。私の気づかなかった著名俳優カメオ出演もありそうですね。

それと登場人物が大人なのにホンワカしてるのはなぜかというと、ニュートの動物愛と動物達のおかげというか、全くうまく製作者にやられちゃったというか、エンタメでは子供と動物にはかなわない、というけれど、子供の章が終わったら次は動物・・・心を持って行かれないわけがない。そう思ってもエディの作り上げたニュートが本当にかわいいのでそれでも許しちゃうんですよ。それさえも製作の計算であっても。上のサンダーバードを撫でるシーンにはウルウル・・・いいなあ~私もスキャマンダー先生に飼われて撫でられたい・・・

それと人間のジェイコブのお菓子が美味しそうでね、あのお店のレプリカを誰かNYに出してくれないものかと思います。そして幻の動物たちのケーキを食べたい!!そうそう、ジェイコブ役のダンさん、レッドカーペットでかなり近くに来てくれたんですが、とても可愛らしい人でした。映像や写真よりもずっとずっと魅力的でした。


見終わって家に帰ってニュートの著書を出して改めて中を見たら、ちゃんとニフラーやデミガイズ、ボウトラックルも載ってました。昔買った時にはハリポタに出てきた動物と日本の「カッパ」くらいしか目に入らなかったけど。



グッズはこのミニトランクと、



パスケースを買ってしまいました。
惜しくて使えないような、でも使わないのも持ってるのに惜しいし。
どうしたらいいのかしらw



さすがヒット確実作だけあってパンフレットだけでなくガイドブックなどの書籍も複数出てますね。大作のファンになるとお布施もタイヘン。