Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

がんばろう外国も

2011-07-21 14:22:00 | 異文化
ニュース オブ ザ ワールド事件は、やはりその後も
会長マードック氏のことやアメリカでのメディア王としての様子が
日本のお茶の間にもニュースとして伝わって来ていますね。
イギリス首相との関係なども目が離せません・・・

さてitem3

私に日本語を習ってくれているMさんのお宅に招かれました。
Mさんはフランス人でご主人はスエーデン人で、
ふたりとも某大企業にお勤めです。

いつもレッスンの時にお互いの家族について話すので
私の方も一家三人でおじゃまして来ました。

近所は外国人なんてぜんぜんいない普通の町に住んでるお宅で
まずご主人が「甚平の上下」でもって迎えてくれました・・・


up
何かしら日本的なものへの憧れと、蒸し暑い日本の夏対策にはいいと
思いますが、初対面にこれですと、なかなか意表はつかれます・・・

夕飯meatをいただきながら初対面の男ふたりを交えた会話は
お互いの仕事の話をしながら、「日本で働くこと」へと。

おふたりの会社は、ヨーロッパの企業が買収した元日本企業で、
どちらの会社も歴史のある世界的に有名な大企業です。symbol3
で日本の会社はそのままあり続けながら本社はヨーロッパですから
日本の技術を活かしつつ、
経営など会社の体制はグローバル化しようという作戦のため、
駐在員さん達は日夜努力しているのです。

「社員のほとんどが外国に行ったことがない」
「行ったことがあると言う人は1週間の新婚旅行だった」
「誰もイニシアチブも責任もとらない」
「ランチでさえひとりで机で5分ですませて後は昼寝などしている」
「昼休みに部の人達を花見に出す15分間延長についてくどくど言われる」
「長期の休みをとろうとすると青天の霹靂あつかい」

うう~~ん、そうですね、まあ、想像はつきますよねase

大企業の社員さんというのは、
いわば学校のエリートさんが行くところですから、
テストでいい点をとるには先生が教えてくれたことを覚えるのに
せいいっぱいで、「責任をとる」だの「臨機応変」とか「楽しむ」とか
「自分の権利を知る」「世界を見る」など試験に出ない役に立たないものは
考えたこともなかったかも知れません。

そういう方達にグローバルスタンダードを導入するというのは
まあ、「いったん日本的考えを捨ててみろ」みたいなことだけど
他も知らないでは日本的なものが何なのかも分からないわけです。

21世紀、インターネットで世界はつながってはいるけれど、
やっぱりまだまだ文化の壁というものはあるんだなあ。
駐在員さんも頑張ってる。


up
クリストフ・ルメール2009/10AWより

「甚平着たスエーデン人」見て思い出したのが、
昔クリストフ・ルメールと働いてた時発表された
「柔道着にインスパイアされた」コレクション。
その画像探そうとしたら、なんと近年にもまた別の
東洋風コレクションを発表していた・・・・
これを見ても西洋と東洋のお互いの片思いみたいなものを感じますsymbol6