イヴ・サン・ローランの映画を見ました
YSLは、私にとってシャネルとともに「パリ」の代名詞です。
服も好きですが、正直言って、彼自身にまずひかれます。
痩せて神経質なルックスには、
「才能」を含めた「狂気」を感じます。
ビジネスをささえたパートナー「ピエール・ベルジェ」は
イヴの才能とこの世に橋を渡した人。
彼のインタビューでドキュメンタリーが進行します。
ベルジェはミッテラン大統領とも親交深く、
芸術の世界とは正反対の能力の持ち主で
そのふたりの間になぜ愛が50年も続いたのかは
映画を見てもわからなかったのですが・・・
(似た者同士にはすぐ破局が訪れるのはわかるけど)
見てよかったと思ったのは
ベルジェ氏の選ぶ「言葉」でした。
映像はもちろん期待していたし、満足していますが、
知性と品格のある語りとはどういうものかを
日本語訳でしたけど
初めて体験しました。
それから、音楽も。
ショパンかな、誰かな、と全編見ながら
ずっとドキドキしながらピアノを聞いて
クレジットを見たら、
「コム・アギル」によるオリジナルの音楽とありました。
CD買いたいくらい、
珍しく、許せる「憂鬱な曲」
しかし、
彼は生涯ずっと起きている時は
ダンディに装っていたのだろうか・・・・
きょうは映画から帰って来ても
レースのワンピースを脱がずに
そのまま小学校のPTAに行ってしまった。
まあいいや。
私がヘンなのは今さら隠さなくても