Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ハメルンの笛ふき

2011-01-28 16:33:00 | いろいろ
note

友人がMに絵本を送ってくれました。

読んであげたら、
「ハメルン」を「ハルメン」と
何十年もの間思っていたことに気がつきましたnose4ase

挿絵のケート・グリーナウェイは
「マザーグース」で有名ですので
かわいらしい子供達や女性の美しいイラスト・・・・
というイメージを持っていました。

note

そしたら、この本は何か違うんです。

かわいい子供ももちろん出て来るけれど、
怪しげな「笛吹き」や、
自分の利益しか考えていない
どこかの国の政治家と同じ「町の役人達」など

全体に暗い影を背負った感じです。

note

英語版の初版は1888年で、
この日本語版は、1976年の初版です。

70年代、ファンタジーの流行がありましたが
その波に乗って出たのかもしれませんが、
ラッキーな出来事だったと
今思えます。

文も子供向けとはいえ、
本格的な長い詩が
そのまま訳されていて、
毒抜きされていません。

でもなぜか、子供に読んであげたい。

世の中に暗い部分もある。
そのことをただ
そのまま伝えるのに
絵本はいいと思います。



裏表紙の裏にはエンブレムが。
私は獅子座なので、このライオンの紋章が大好きですsymbol1

で、ネズミ退治catのお話なので、
紋章の下にはチャーミングなネズミくんが・・・