雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

荒船山(1423m)と御座山(2112m)…日本200名山に登る①

2015年10月26日 | 長野県の山

荒船山…落ち葉が舞い散る登山道。。。


2015/10/24~25(土日) 荒船山(1423m)と御座山(2112m)日本200名山に登る!


<10月24日(土) 金沢~内山峠~荒船山~(荒船不動へ周回)~内山峠~長者の森キャンプ場(テン泊)
10月25日(日) 長者の森キャンプ場~御座山ピストン~長者の森キャンプ場~滝見の湯~金沢

<1日目>金沢森本IC(4:00)→佐久IC(7:20)→内山峠(8:05~15)→艫岩展望台(9:45~55)→
経塚山山頂(10:30~11:15)→星尾峠(11:20)→荒船不動(11:55)→内山峠(13:05~10)
→長者の森キャンプ場(14:45~テント泊)


巨大船か鯨か?特異な山容が人気の「荒船山」


荒船山は群馬県と長野県に跨る、標高1423mの山で、日本200名山である。

200名山を目指す2人を含むメンバー4名、秋の夜長の4時出発は、早朝と言うより真夜中の雰囲気である。
上信越自動車道の佐久ICで下車、R254内山隧道の手前より旧道に入り、内山峠の駐車場に着いた。
平坦な頂上部と切り立った崖のある山容が、荒波を割って進む船を思わせることから「荒船山」だそうである。

内山峠は群馬県と長野県の県境の峠で、荒船山も県境の山であるが、R254からは船の形に見えなかった。
山容が船のように見えるポイントは、いったいどの辺りだったのか? 気になったが今回は見ることができなかった。

 20台ほどスペースがある駐車場の奥が、内山峠からの登山口であり、山頂まで3.3kmとの案内があった。

まずは船の船尾にあたる艫岩(ともいわ)を目指す!途中、木の階段や滑ると危険な岩場(一部ロープあり)もあったが、
苔生した大岩付近からは比較的歩き易い、落ち葉のサクサク登山道、紅葉には少し遅かったようである。

艫岩展望台には丸い方位盤があり、本来なら近くに浅間山や妙義山、遠くに北アルプスが望めるようだったが
残念ながらこの日は、春霞のようなボンヤリした眺望で、かろうじて浅間山がボンヤリ見えたのみ(@_@。
しかし、高さが200mの切り立った眼下の迫力は凄い!過去に、漫画クレヨンしんちゃんの作者が転落死しているので
「艫岩で転落死亡事故が発生しました!注意してください。」との書き込み(張り紙)が多く目についた!

艫岩からの30分程の歩きは船の甲板、全くの水平道で静寂な雑木林、ハイキングと言うのに相応しい散歩道。。。
南北約2km、東西約400m、その中央を歩くようで、崖っぷちかと想像していただけに、ちょっと拍子抜け(^^ゞ
途中ひっそりとした笹原の中に、昭和初期に地元の人達によって建てられたと言う石碑があったので見に行く。

平坦な甲板が過ぎると標高100m程は最後の登り、いよいよ船の船首(行塚山の山頂)である。
山頂からの眺望は、八ヶ岳や兜岩山と書かれていたが、やはりこの日はボンヤリ確認できたのみであった。

山頂でゆっくり昼休憩後、周回コースを選択して、星山峠経由で荒船不動尊へ下山した。
登りで味わったスリル感は全くなく、平凡な下山道であったが、風が吹くたびに落ち葉のシャワーを浴びた!
散ったばかりの色鮮やかな落ち葉で、登山道や山肌が秋色に染まり、特にカラマツの(葉?)は雨のように降ってきた。

不動尊Pを過ぎてから村の中を通る車道歩き、R245トンネル手前から内山峠までの登り約30分は、やや疲れたかな(^^ゞ
(下りにはもう登りたくないよ!コンクリート歩きも苦手と言う方には、内山峠ピストンの選択をお勧めです。)

P245、帰路の途中にあった相立温泉に寄ってみたが、日帰り温泉も民宿も今はクローズだった!
ネットの情報は古くて間違っていても削除されないことが多く、当てにして行くとガッカリすることが多々ある。

キャンプ場に少しでも早く到着したかった事や、他の日帰り温泉は少し離れていたので、この日のお風呂は諦めた!
北相木村の長者の森キャンプ場まで、車で約1時間30分で到着し、テントを張って早めの夕食後は早めの就寝。。。



荒船山GPS軌跡…登り2時間15分、周回下り(内山峠まで)1時間50分(一周約12km)



内山峠駐車場奥(登山口)からスタート、最初は穏やかな登山道



登山口にあった案内版の一部を拡大


 
       随所に案内あり!                 逆光になったが、船の船尾が見えた。


 
途中岩場もあり、左手側が切れていて柵があった。            終盤だが紅葉もまだ残っていた。



大岩の下で小休憩。。。黄色いのはコケ?



正面に艫岩(ともいわ)らしきものが見えてきた。



これが船の船尾?


 
一杯水の案内版と「一杯水」…橋を下りないと飲めないようで(5~6歩だけど)面倒で諦めた(^^ゞ


 
木の階段、柵、岩場はロープなどで、左側に滑り落ちないようになっていたが、雨なら岩は滑りそうだった!



急登を登り切ると、後は広い散歩道の水平道が続く。。。



艫岩手前の展望台(船尾の端)



ギリギリで下を覗き、垂直に切れた高さ200mの影を写してみた…船尾の影か?(^^ゞ



船尾の端は艫岩(もう一つの端)まで水平に続いていた。



艫岩展望台手前にある古い休憩施設…改修工事が延期されたと書いてあった。



艫岩展望台と方位盤…至る所に転落死亡事故発生の告知があったが、落ちるような雰囲気ではなかった。



艫岩展望台からの眺望!この日は全体的に霞んでおり、浅間山は薄っすら見えたのみであった。


 
船の甲板歩き。。。左右何処までも広く、まるで草原の散歩道を歩いているようで快適だった。


  
途中にあった石碑…入口の案内より2~3分程入った場所にあった。



柔らかい日差しが注ぎ、黄金の散歩道となっていた。



やがて星尾峠との分岐、ここからは最後の急登を登って、いよいよ船の船首(行塚山1423mピーク)へ
帰路はここまで戻って、荒船不動尊へ下山の予定である。


 
山頂(行塚山)は細長い尾根上で狭い。                     祠と三角点があった。


 
船首の先にも(下りの別ルート?)登山道が続いていたようだった。
木々が高くて眺望はイマイチ、ロウソク岩だけ間近に見えていたが、霞でやはりここでもボンヤリだった。


星尾峠に戻って荒船不動尊へ下山。。。



星尾峠からは比較的穏やかな下山道で、標高を下げると紅葉もまだまだ綺麗だった。



場所によっては落ち葉をラッセルしながら?登山靴が隠れる位(散ったばかりの鮮やかな)落ち葉道
山肌一面がカラフルで、風が吹くと目の前にヒラヒラ(大量に)舞い落ち、メルヘンチックな登山道であった。
特にシラビソ林では、細長い葉が真っ直ぐに落ちてくるので、「シラビソの雨・落ち葉のシャワー」…♪♪♪


 
沢の渡渉あり、この辺りから車も走れそうな林道となる。(右手の沢は工事中だった)
        

 
広い敷地の荒船不動尊


 
荒船不動尊登山口P…車は3台ほど止めてあったが、チームで2台あれば車道歩きは避けられそう(^^ゞ


 
橋を渡ると民家が立ち並ぶ                     一旦R254を歩く


 
トンネルの少し手前で旧道に入る。 (トンネルのすぐ手前に舗装のない林道が見えたが道ではなかった)
ちょっと誤算?は、ここからの歩きは峠まで登りだと言う事!…で、ヒッチハイクしたい気分で最後はちと疲れた(>_<)

内山峠Pに戻ってみると、朝には5~6台だったが何と満車で、手前や奥の路駐も多く、4~50台ほどに増えていた。
我々石川Noも珍しいようだったが、群馬、長野以外の県外車も多く、戦艦の山容に惹き付けられるのだろうか?
登ってみると、船のイメージは全く感じられなかったが、船に見えたあの山に登ったと言う満足感は残る。
散ったばかりの落ち葉の山肌も綺麗だったが、紅葉のピーク時はもっと美しかっただろうと思えた。


長者の森キャンプ場に向かう。。。


移動の車中から見えていた(明日登る予定の)御座山…あの岩ゴツゴツが山頂か?


 
長者の森キャンプ場管理棟、右は宿泊棟のコテージと思われる。(オートテント場やロッジもある)
敷地内は団体が数組来てもビクともしないほど広大で、子供の遊び場も完備、夏休みは賑わったであろう。


 
1張り1030円のテン場だったが、空いているので道路に車の横付けOKと言われた。
(右画像)隣にトイレ棟ありの広い炊事棟も、この日は我々の貸し切りだった。

オートテント場は1区画3600円だったので、お蔭で2張りで2060円と、安く上がってラッキーだった。
ちなみに管理棟は、管理人さんがいない間は閉まっており、夕方は17時までのようだった。
早朝のトイレも使用不可で(鍵がかかっていた)コテージの後ろに鍵の開いているトイレがあった。
余計な話だがが、受付時にゴミ袋を2枚渡され、分別して置いて行って良いとの事(コテージ横にゴミ置き場)
管理の行き届いた、明るくて広くて綺麗なキャンプ場で、またいつか縁があれば利用したいものである。

 

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