雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

黒部川の源流を訪ねて…北アルプスのど真ん中を行く①

2009年09月28日 | 富山県の山

雲の平の台地に一輪…雲の花


2007/09/21(金) ~09/24(月祝) 黒部川源流を訪ねた登山記録です!



9月21日(金)     折立登山口~三角点~太郎平小屋~薬師沢小屋(泊)
9月22日(土)  薬師沢小屋~雲の平~祖父岳~岩苔乗越~高天原山荘(泊)
9月23日(日)  高天原山荘~高天原峠~大東新道ルート~薬師沢小屋~太郎平小屋(泊)
9月24日(月祝)  太郎平小屋~三角点~折立登山口



百名山登山も良いけど、百名山を眺めるのもまた良い…


と言う訳で今回、3泊4日と言う大々的な日程にも関わらず
山頂を制覇した山は 「祖父岳」 と言う余り聞き覚えのない山のみで
黒部川の源流となる川の流れや、変化に富んだ登山ルートの自然を楽しんだ!
三泊四日と言うのも、私の登山歴初のロングコースで

荷物や飲み物はどうなるんだろう?と心配したけど、美味しい湧水も豊富で
何と言っても2泊目の高天原では、秘湯中の秘湯  天然の露天風呂 に入ることができた!


<1日目> 折立登山口(8:55)→五光岩ベンチ(12:20~昼~12:50)→
太郎平小屋(13:45)→薬師沢小屋(15:55)


 
登り始め、太郎坂の急登はやや息が上がるが、1時間半くらいで樹林帯を抜けて三角点広場に着く!
秋とは思えないほど眩しい日差しだが、気持のよい秋風も吹き、真夏ほど汗ばむことはない。
三角点からは視界もグッと広がり、整備された階段風の石畳道や木道となり
右手には(左画像) 有峰湖 、有峰湖の左彼方には 白山 (右画像)の雄姿が望め
左手後方には、立山連峰から大日岳に繋がる稜線や、剱岳が綺麗に見えていたのが嬉しい



木々の間に、立山連峰と剱岳



昼休憩を取った 五光岩ベンチ からは、左手にデ~ンと大きな 薬師岳 が構えていた!



太郎平小屋の手前で、 雌の雷鳥 (幼鳥)に出会う!



太郎平小屋に到着!



太郎平小屋 と薬師沢方面への登山道
(小屋の外に設置されている飲める湧水が、無料で給水できる)



太郎平小屋より…左から 水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳、明日登る予定の 祖父岳、三俣蓮華岳、
やや雲がかかっている辺りが、双六岳、黒部五郎岳 で、右端手前が 北ノ俣岳だ!
祖父岳と三俣蓮華の間には、小さいが 北釜尾根 も見えており、素晴らしい展望。



太郎平小屋より 薬師岳 を望む。
薬師岳はすぐそこのように見えるが、ここから標準タイムで登り3時間となっている。



太郎平小屋で大休憩後、薬師沢方面へ出発!

…道中の花は既に実となり…


  
エゾオヤマリンドウ    ゴゼンタチバナの実    サロンパスの味がしたシラタマの実   


 
左手に薬師岳を見ながら小さな沢(右画像)をいくつか渡り、穏やかな草原の中の木道を進む。


 
カベッケヶ原 を過ぎ急尾根を一気に下ると、黒部川と薬師沢出合に建つ 薬師沢小屋 (左画像)に到着!
小屋の眼下には、穏やかで透明な黒部川(右画像)が静かに流れていた!



薬師沢小屋 はその名の通り、薬師沢と黒部川の分岐、比較的狭い敷地に建っている為、
川岸に大きくはみ出して、しっかりした丸太造りのベランダが設置されていた!
小屋の2階にも、部屋からバリアフリーで続くベランダがあり、
外に出なくても、星空や朝日夕日を見るには便利そうだったが
残念ながらここは谷合で、木々や山が邪魔をして、ご来光や夕日には縁がなさそうだった^^;



消灯後の薬師沢小屋で、私のお布団の中に忍び込んで来た 「 やまね 」
きゃ~ネズミ…と叫んだ私の第一声で、一番驚いたのはこのやまねさんかも?
部屋をグルグル逃げ回って、廊下の片隅で落ち着いた!…のではなく逃げ場を失ったのか?^^;
つぶらな瞳で、助けて~と訴えているような


やまねさんとひと騒動あったけど、早朝起きなのでやっぱり初日は眠い!
4日間の体力維持のために、早めの睡眠となる。


<2日目> 薬師沢小屋~雲の平~祖父岳~岩苔乗越~高天原山荘

 

コメント
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