桜乃記-さくらのき-

九州に住む、しがない若手サラリーマンが書きつらねた現代の随筆。
日本名刺研究会(会員数2名)の代表でもあります。

貯金額の定義って?

2008-10-23 | 生き方
はいどうも☆

雑誌等でも時々特集してますね。
平均的な貯金額はいくらなのかというのを。

僕くらいの年だと、平均してどれくらいなのでしょうね?


というかそれ以前に、貯金額の定義って何ですか?

一般的には銀行や郵便局の口座にある金額を言うのでしょうが、
よく分からない部分が多いですよね。



ということで今回は「貯金額の定義」に迫ってみましょう。
章立ては以下のとおりです。

1】金融資産を含めるか
2】借金で差し引きしないのか
3】上記の2】の場合、金額は現在価値か
4】資産を含めてよい?

いってみよう☆




1】金融資産を含めるか
   
たとえば自社株を毎月5,000円分購入していたとしますよね。
それは現金に変換可能なので、貯金といえば貯金かもしれません。
しかし言うまでもなく株価って上下するもの
ですから、それを時価で計算するのが正しいやりかたでしょうね。

ちょっと計算に時間かかりそうですけど。



2】借金で差し引きしないのか

次の問題として、「借金で差し引きしないのか」ということ。


たとえば150万銀行口座に貯金があるとしても、
奨学金の返済が残額150万円あるとすれば
実質的には差し引きゼロですよね?

同様に100万の車をローンで買って、
100万が銀行口座にあるとしても
差し引きゼロです。

では、2,500万円のマイホームを買った場合は
どうでしょうか?
500万の貯金があるから
「差し引きで-2,000万円か」というと、そうでもない
気がしますね~。

というのも、マイホームの場合は
確かにでかい買い物になりますが
その分毎月の賃貸家賃を払う必要がなくなります。

毎月の家賃分が毎月のローン支払いに置き換わったと
言えるので、単純に「-2,000万円」とは言い切れませんよね。

う~ん、こりゃ難しい。





3】上記の2】の場合、金額は現在価値か

これはつまり借金は現在価値で判断するのか、
それとも将来価値で判断するのかという問題です。

たとえばローンで液晶テレビを買うとします。
一括支払いの場合30万円ですが、ローンで月々支払うので
金利分もついて最終的には支払いが33万になるとします。

その場合ってどう計算すればよいのでしょうね?
貯金30万円口座にあったら、差し引きで-3万円という
計算でよいのでしょうか?


この場合は30万と計算して差し引き0円が正しいやり方だと
思います。
というのも現在の貯金30万円は現在価値ですが、
金利分も含んだ33万の支払いは将来価値を含んでいるからです。

よって金額は現在価値同士で比べるのが正しいと思われるため
プラスマイナス0円が良いでしょう。



4】資産を含めてよい?

たとえば若くして先祖伝来の山を継承して、もし売れば5,000万くらいに
なるという場合は貯金5,000万と計算すべきでしょうか?

これはだめだと思います。
なぜなら、まず自力で得たものではないからです。
一般的に「貯金いくら?」と聞いた場合
「自分で得た所得のうち、現在どれくらいをためているの?」
の意を表していると考えられるので、自分以外の力が
介在しているこの場合は入れられないでしょう。





ということで、以上を踏まえ
僕なりの「貯金額の定義」をまとめてみました。

①国債や株等を持っている場合は貯金額に含む。
 その場合、金額は時価で計算する。
②ローンがある場合はそれを貯金額から差し引く。
 ただし計算方法は、ローン残高を現在価値に修正の上行う。
③家の場合は、貯金額からの差し引きは行わない。
④自分の力で得た物金額を勘定する。



う~ん、算出には時間かかりそうですね(笑)


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