①「山田課長~!」?
それとも、
②「山田さ~ん!」?
役職に就いている自分より上の人を、あなたの会社ではどう呼んでいるでしょう?
上記①②どちらですか?
さん付けをしている代表的会社は、リクルートが挙げられますね。
リクルートは、創業者で社長だった江副氏も「江副さん」と呼ばれていたそうです。
今回は「呼称」で呼ぶのと、「さん付け」で呼ぶのを比較してみましょう。
「さん付け」で呼ぶ利点を5つ挙げます。
1】自由闊達な風土であることのPRになる。
2】意見を言うときに、役職を気にせず発言が出来る。
つまり、役職呼びだった場合は
「部長、お言葉ですが....私はこう考えておりまして...」
と、意見したときに、確実に役職名を意識せざるを得ない状況が生まれます。
3】名前は、結婚時以外変わらないので、ずっと同じ呼び名でよい。
役職呼びの場合は、肩書きが変わる度に呼び方を変える必要がある。
ex.「山田課長」→「山田部長」→「山田室長」→「山田副本部長」
4】オンオフの切り替えがスムーズ。
役職呼びの場合は、プライベート(例えばゴルフ、釣り等)でも、役職名で呼ぶことになり、会社での立場を引きずってしまいます。
ex.「部長~! 今回の魚は引きが強いです!」
5】降格に強い!
役職呼びの場合は、降格人事で部長と呼ばれていた人が課長になったりすると、本人のダメージは測り知れません。
こう書いていくと、どうも「役職呼び」より、「さん付け呼び」がかなり優勢な気がしますね~。
しかし最近思ったのですが、役職呼びにも良い点があったのです!
それがこれです。
「後輩が上司になっても少ないダメージ。」
説明しましょう。
「鈴木く~ん」
と昔からかわいがっていた後輩が、自分の上司になったとします。
「さん付け文化」の場合は、皆の前で
「鈴木君」と呼ぶわけにもいかず、
「鈴木さん」と、なんだか慣れない、ぎこちない呼び方になりますね。
しかし「役職呼び文化」の場合は、
「鈴木部長」
と言えばよいので、ぎこちなくなることはありません。
これは便利ですね~。
てなわけで「役職呼び」、「さん付け呼び」、
双方に一長一短あるようですね。