桜乃記-さくらのき-

九州に住む、しがない若手サラリーマンが書きつらねた現代の随筆。
日本名刺研究会(会員数2名)の代表でもあります。

人材派遣の広がりと労基署の取り締まり強化における考察

2007-11-26 | ビジネス、経営
はいどうも!
今回はちょっとカタイ話題でいきましょう。
最近は、どちらかというと柔らかい感じのが多かったんで。

かつて総合商社は数多くの商品を扱うため、「ラーメンからミサイルまで」と言われていました。
ぼくも「恋愛から財務分析まで」ってな感じで、幅広い分野をこのブログでカバーしてゆきたいですね。



章立ては以下の通りです。

①派遣社員の増加
②残業賃金未払い取り締まり強化
③僕の考察

ではいってみましょう☆



①派遣社員の増加

温故知新、まずは派遣の歴史を振り返ってみましょう。

昔はそもそも、派遣ビジネスというのは違法でした。
それが以下のようにだんだん規制緩和されて、派遣社員も増加の一途をたどることになるわけです。

1986年、「労働派遣法」が施行されます。
適用対象業種は13業種。
ソフトウェア開発業務、翻訳、財務処理などです。
このときの派遣期間は、ソフトウェア開発業務が1年、それ以外が9ヶ月でした。

1999年12月、「改正労働者派遣法」が成立します。
このとき、派遣職種が原則自由化されます。
適用除外は港湾運送、建築、警備、医療、物の製造だけだったので、派遣の市場が大きく広がったと言えます。

2004年3月には、「改正労働者派遣法」が成立します。
従来一年とされていた派遣期間が、最長三年に延長されました。
また、ここで物の製造についての派遣が解禁されたのです。
つまりメーカーが派遣社員を受け入れ可能となったのです。

派遣社員というのは固定費ではないので、企業にとっては大助かりなんですよね。
また、ボーナスや交通費も出す必要がないので、社員よりも安い費用で済みます。



②残業賃金未払い取り締まり強化

ここでガラッと話を変えます。

近年、労働基準監督署(厚生労働省傘下)の取り締まりが厳しいですね~。
友人の会社でも、「先日ついに労基(署)が入った!」と言ってました。

一昔前はどこの企業でも、サービス残業が当たり前だったようですけども。

ここで、残業代不払いで摘発を受けた主な会社を挙げてみましょう。

武富士     
  時間外賃金不払で総額約35億円追徴の是正勧告      
  平成2003年7月

東京電力   
  時間外賃金不払で総額約69億4800万円追徴の是正勧告 
  平成2005年4月(過去最高)

スタッフサービス  
  時間外賃金不払等で総額約53億円追徴の是正勧告  
  平成2005年6月

いやはやすごいですね~
企業は戦々恐々でしょう。


ここで、厚生労働省の動きを見てみましょう。

2001年4月に「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基準について」を策定。
重点的に監督指導を実施することに加える事を明言。

2003年5月には、
「賃金不払残業総合対策要綱」及び
「賃金不払残業の解消を図るために講ずべき措置等に関する指針」
を策定し、事業場における賃金不払残業の実態を最もよく知る立場にある労使に対して主体的な取組を促すとともに、適正な労働時間の管理を一層徹底するなどの取組を行いました。



③僕の推察

「労基署の取り締まり強化」と「人材派遣制度の規制緩和」は、厚生労働省によるアメとムチの政策なのだ!

というのがつまり僕の言いたいことです。


元来、サービス残業は、労働基準法に反する違法行為です。

しかし考えてみれば分かるのですが、厚生労働省が単純に厳しく取り締まるだけでは、企業の反発が出るでしょう。
いままで社員にサービス残業をさせて利益を上げていた企業は、残業代を適正に出すことにより、赤字に転落する恐れすらあります。

そしてこれは当然、日本の景気にも暗雲をもたらしかねません。
現に、賃金不払残業総合対策要綱が策定された2003年は、まだ不況の只中です。

そこで緩衝材として考え出されたのが、派遣労働者の活用ではなかったのかと。

労基署の取り締まりを恐れる企業は、今までは払わなかった残業代を社員へ払うようになります。
しかしこのとき、改正された派遣制度をうまく活用すれば、固定費を削減できます。
すなわち残業代分を相殺出来るんですね。

すなわちこれがアメとムチと言うことです。


う~ん、あまりにも穿った見方かな(^_^;)

カルロス・ゴーンがやってきた

2007-11-24 | ビジネス、経営
カルロス・ゴーンの講演会があったので昨日行ってきましたよ♪
氏は、日産九州工場で「ムラーノ」の新型車を発表する式典に臨んだあと、
会場入りしました。



彼は、日産の経営を立て直した人物として、あまりにも有名ですね。

1998年には約2兆円あった有利子負債を2003年6月には全額返済するという離れ業をやってのけました。
現在は日産のCEOであると同時に、日産の親会社であるルノーの会長兼CEOを務めています。
ルノーグループの従業員数は、2005年のデータでなんとなんと30万人!
こんなにも多くの人間の生活を預かっているんですね~、いやはやすごい。


会場の大学は、あのゴーンが来るとあって、立ち見も出るほどの盛況でした。
前を見ると、たまたま大学時代の友人が講演の司会してました。

僕はちゃっかりと、結構前の方で見られましたよ。
僕のいっこ前の席には、日産の社章をしてた年配の方が何人か座っていました。


さて、会は学生との討論会という形で進みました。

「利益とシェアはどちらが重要か?」
という質問には、利益が重要であるとの答え。

また、
「御社は技術の日産と呼ばれています。
 そこでご自身を○○のゴーンと言われるとすると、
 何のゴーンと呼ばれたいですか?」
という質問が出ました。

これには
「日産のゴーンです。」
と答えて、会場の笑いを誘っていましたね。


最期に学生に贈る言葉としては、
「学生の皆さんは、これから白地図に何でも描くことが出来る。
 人生とは、可能性に満ちた想像以上のものです。」
と言って締めくくりました。

かっこええ~☆


1時間という短い時間でしたが、間近で見られただけでも行った甲斐がありました(^_^)v

たばこについて語る

2007-11-23 | 文化


たばこの害が声高に叫ばれて久しいですね。
税金は高くなる一方だし、分煙は進むし、喫煙者は肩身が狭くなる一方のはず。

今回はそんなたばこについて語ってみたいと思います。


さて、JTのマナーに関する広告のフレーズを見ていきましょう
なかなか秀逸なのでいくつか紹介したくて。
出典は旭屋書店のブックカバーからです。


”たばこを持つ手は
 子供の顔の高さだった。”


 


”吸い殻を
 排水溝に捨てた。
 というか隠した。”


”植え込みにいちばん
 落ちているのは、
 花ではなかった。”


どうです?
どれもなかなかいいでしょ?


たばこの害を挙げれば、それは様々あります。
ぱっと思いついただけでも...

税金は高い。
健康に悪い。
依存性がある。
衣服ににおいが付く。
美容に悪い。
寝たばこは火事の原因に。
etc

ところでこんなにも害が指摘され、税金も上がり続けているたばこですが、吸う利点もあります。

それは、たばこを通じてコミュニケーションがとれるということ。
喫煙室ではいろんな人が休憩時に集まるため、仕事やプライベートなど色々な会話を交わすことが可能です。
これは僕から見て、何とも羨ましいことです

「たばこは百害あって一利なし」などではなく、
どうやら、一利はありそうですね♪

大人のマナー(身だしなみ篇)

2007-11-21 | マナー、気遣い
はいどうも

今回は身だしなみについて語ってみましょう☆
寝癖がついたまま会社に行くこともあるという僕が、身だしなみを語るのは100年早いのですが、どうかお許し下さいまし。




さて、僕の勤務先の服装はスーツじゃなくても可なので、割とラフな格好をしています。
僕の場合、上はワイシャツにノーネクタイ、下はジーンズ以外のパンツです。

個人的に気をつけているのは以下二点しかありません。


①ブイゾーン

ネクタイをしないので、当然ワイシャツの一番上のボタンは外しています。
そこで気を付けているのはVゾーンに下着のシャツが見えないようにすること。
なので、下着のシャツは、全部Vネックにしています。

まあこれは身だしなみというより、好みの問題の気もしますが。


②爪

あとは爪ですかね~。

爪が長いと、武道をたしなむ僕としては、相手を傷つけてしまう要因にもなります。
それに長いと垢もたまりやすく、清潔感も損なわれますしね。

てことで僕は3日に一度くらいの割合で手の爪を切ります。
なんか爪伸びてると、一日中気になっちゃうんですよ。
ちなみに夏の方が爪の伸びる速度は早いらしいです



てなことで、スーツを日頃着ない僕らしく、ひどく薄い内容になっちゃいましたね(笑)


しっかし新しいスーツが欲しい~。
色がグレーで5~6万のちょっといいやつ。
ボーナスで買おうかな

大人のマナー(飲み会篇)

2007-11-19 | マナー、気遣い
はい、お久しぶりです。
今日は本当に寒かった~

いや~、最近飲み会が多いです。
てなことで、今回は飲み会で日頃僕が気を付けている点についてお話ししましょう。
題して、「大人のマナー(飲み会篇)」!!

僕ごときがマナーを語るのは何ともおこがましい限りですが、単なる戯れ言と思って大目に見てくださいまし。



章立ては以下の通りです。

①【入店して】
②【飲み始める前】
③【飲み会の最中】
④【総括】

ではいってみましょう!



①【入店して】

店に入って、まず確認するのは、ハンガーの有無です。
目上の人、または女性が上着を脱いだときに、サッと預かって掛けたりします。
また、入店時にトイレの位置も確認しておければ、聞かれたときにすぐ答えられるので良いです。

位置ですが、席が決まってない場合に僕が座るのは、厨房が近い方が比較的多い気がします。
店員さんと近い分、いろいろ気を遣い易いですしね



②【飲み始める前】
ビールを目上の人に注ぐときは、瓶のラベルを上にします
逆に注いでもらう時は、グラスを両手で持ちます。
その時は、グラスを片手に持ち、もう片方の手は底に添えます。

乾杯の時は、グラスを合わせますね。
当然ですが、「カチンッ」と合わせる際に、グラスは相手のグラスより高くならないように注意です。



③【飲み会の最中】

とりあえずサラダなどを取り分けます。

「自分でとるからいいよ」
などと言われることも多いので、そういう場合は無理して取り分ける必要もないと思います。

誰かのグラスが空きそうになったら、ビールを注ぐか、または「何か飲みますか?」と聞きます。
飲み会も中盤あたりにあたりになると、「では次焼酎で!」とビール以外の飲み物を言われることも多くなるでしょう。

僕がビールを飲み干して、グラスが空になったとします
しかしそのことを誰も気付かない時は、どうしているのでしょうか?

そういうときは「注いでよ☆」と同輩や後輩に直接言います。
またはビールを相手に注いで、返杯してもらうかのどちらかですね。



ところで僕はたばこを吸わない人間です。
というか生まれてこの方、一回も吸ったことがない...
しかしながら、そんな僕でも灰皿の替え時は図らねばなりません。

例えばあるホストクラブでは、客の灰皿の替え時は吸い殻二本です。

まあ普通の飲み会では、そんなに早い頻度で替える必要は勿論ないでしょう。
個人的には、まあ五本くらいで替えたいです。
しかもさりげなく。

てなことで、灰皿の吸い殻状況も、ちょくちょくチェックしときたいですね


食べ物がなくなった皿は下げる。
あと細かいところで言うと、串入れは大体テーブルの端に置いてあるので、中央に持って来るって事、等でしょうか。



④【総括】

ちょっと前までは、
「うわ! 隣の人のグラスが空になっても気付けなかったよ!
 俺って気遣えねえ人間だなあ~、最悪!」
などと、その度ごとに凹んでいた時期もありましたが、最近はそんなに完璧主義に陥らないように気をつけてます。
つまり、
「相手のグラスが空になっても気付かないほど、話が盛り上がっていたんだな」
という風に、プラスに認識するようにしているんです。

そもそも飲み会って楽しむためにやるもの。
それなのに、他人のグラスを注視することばかりに神経を集中しているようでは、楽しめるものも楽しめませんよね。

てなことで、
「飲み会では楽しむこと、盛り上がることを第一にして、気遣いは気付いた範囲でやればいい!」
が今の僕自身のスタンスでしょうか


ではでは