球児たちの夏が終わりましたね。
第89回全国高校野球選手権大会は22日決勝が行われ、佐賀北が広陵を5-4で破り、全国4081校の頂点に立ちました。
佐賀北の甲子園での闘いぶりを振り返ってみると、開幕試合、延長十五回引き分け再試合、サヨナラ勝ち、そして決勝は逆転満塁ホームランでの劇的な勝利などなど、非常に記憶にも残るチームでしたね。
しかも推薦制度のない公立高校ということで、これも驚きでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/91/fc99c4dd981d2f36faa580ca6d350386.jpg)
さて、そんな佐賀北高校の優勝で幕を閉じた夏の甲子園。
こんなに暑い中、球場はいつも満員のようでしたね~。
そもそも、なんでこんなに夏の高校野球は人気があるのでしょうか。
今回はその謎に迫ってみましょう☆
ズームイン!
いつものように僕なりの理由を3つ挙げてみます。
①.高校野球の代名詞、「甲子園」
②.郷土愛
③.夏 ~もののあはれ~
一つずつ説明に移りましょう。
①.高校野球の代名詞、「甲子園」
これはどういう事かというと「全国高校野球選手権」というより、「甲子園」と言った方が、言い易くてかつ印象に残りますね。
つまり「甲子園」という端的なフレーズで表されることにより、夏の高校野球が大衆に、より浸透したのではないかと。
これは夏の高校野球が甲子園でのみ行われるので、可能だった事です。
例えば高校サッカー選手権では全国のわずかベスト4のみが国立競技場で試合を行います。
ベスト4に到達するまでは、等々力競技場等いろんな競技場で試合が行われるので、「高校サッカー選手権」=「国立」の等式は成り立ちません。
そもそも国立競技場は様々な競技が行われるため、競技場としてのそのものの知名度も高いですしね。
よって、高校野球にとって
A.甲子園球場がほぼ野球専用であること。
B.全試合が甲子園で行われること。
の二点はプラスに作用したと言えるでしょう。
②.郷土愛
高校野球の全国大会と言えば一般的に下記の2つです。
・選抜高等学校野球大会
(春の甲子園、センバツ。選考委員により32校が選ばれる )
・全国高等学校野球選手権大会
(夏の甲子園、選手権。北海道と東京は二校、その他の府県からは、代表一校が出場し、計49校で争われる)
そして夏の高校野球の方がどのメディアも扱いが大きいですね。
上記を見て分かるように、春の選抜大会は、代表が一校も出ない府県が多く存在します。
都道府県数は47に対して、出場枠は32ですから。
対して夏の選手権ではどうでしょうか。
各都道府県の代表が一校は必ず出場し、県別対抗戦の様相ですね。
この地域代表の性格が、夏の高校野球を盛り上げる原因ではないかと思うんですよね。
やはり人は自分の郷土に愛着と誇りを持っています。
その郷土愛を呼び覚ましてくれるのが、夏の高校野球なのではないでしょうか。
③.夏 ~もののあはれ~
さて3つめです。
僕は「夏」という季節に注目したいですね。
夏という季節は当然ながら開放的でエネルギッシュなイメージがあります。
しかし、それに陰の言葉をくっつけると、その反動で、わびしい、寂寥感ある趣深いフレーズになるんですよね。
「夏の終わり」
「ひと夏の恋」
「最後の夏」
「夏の夕暮れ」
どうです?
なんだか、「もののあわれ」を感じませんか。
「春の終わり」、「ひと秋の恋」などという言葉ではほとんどピンと来ませんが、「夏の終わり」「ひと夏の恋」などの場合は、寂寞感が漂って、悲しい気分になりますよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/af/95654a37c78c35415ec5967689154311.jpg)
夏の甲子園では、
この「夏」と言う言葉に加え「若さ」、「躍動感」、「ひたむきさ」が陽のイメージとして捉えられます。
対して「甲子園の土」「敗者」「涙」、「引退」が陰のイメージで捉えられ、このことが日本人に「もののあわれ」を感じさせるんですね~。
このように「夏~もののあはれ~」を夏の高校野球人気の3つめの理由として僕は挙げたいですね。
以上見てきましたがどうだったでしょう?
ではでは![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en4.gif)
第89回全国高校野球選手権大会は22日決勝が行われ、佐賀北が広陵を5-4で破り、全国4081校の頂点に立ちました。
佐賀北の甲子園での闘いぶりを振り返ってみると、開幕試合、延長十五回引き分け再試合、サヨナラ勝ち、そして決勝は逆転満塁ホームランでの劇的な勝利などなど、非常に記憶にも残るチームでしたね。
しかも推薦制度のない公立高校ということで、これも驚きでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/91/fc99c4dd981d2f36faa580ca6d350386.jpg)
さて、そんな佐賀北高校の優勝で幕を閉じた夏の甲子園。
こんなに暑い中、球場はいつも満員のようでしたね~。
そもそも、なんでこんなに夏の高校野球は人気があるのでしょうか。
今回はその謎に迫ってみましょう☆
ズームイン!
いつものように僕なりの理由を3つ挙げてみます。
①.高校野球の代名詞、「甲子園」
②.郷土愛
③.夏 ~もののあはれ~
一つずつ説明に移りましょう。
①.高校野球の代名詞、「甲子園」
これはどういう事かというと「全国高校野球選手権」というより、「甲子園」と言った方が、言い易くてかつ印象に残りますね。
つまり「甲子園」という端的なフレーズで表されることにより、夏の高校野球が大衆に、より浸透したのではないかと。
これは夏の高校野球が甲子園でのみ行われるので、可能だった事です。
例えば高校サッカー選手権では全国のわずかベスト4のみが国立競技場で試合を行います。
ベスト4に到達するまでは、等々力競技場等いろんな競技場で試合が行われるので、「高校サッカー選手権」=「国立」の等式は成り立ちません。
そもそも国立競技場は様々な競技が行われるため、競技場としてのそのものの知名度も高いですしね。
よって、高校野球にとって
A.甲子園球場がほぼ野球専用であること。
B.全試合が甲子園で行われること。
の二点はプラスに作用したと言えるでしょう。
②.郷土愛
高校野球の全国大会と言えば一般的に下記の2つです。
・選抜高等学校野球大会
(春の甲子園、センバツ。選考委員により32校が選ばれる )
・全国高等学校野球選手権大会
(夏の甲子園、選手権。北海道と東京は二校、その他の府県からは、代表一校が出場し、計49校で争われる)
そして夏の高校野球の方がどのメディアも扱いが大きいですね。
上記を見て分かるように、春の選抜大会は、代表が一校も出ない府県が多く存在します。
都道府県数は47に対して、出場枠は32ですから。
対して夏の選手権ではどうでしょうか。
各都道府県の代表が一校は必ず出場し、県別対抗戦の様相ですね。
この地域代表の性格が、夏の高校野球を盛り上げる原因ではないかと思うんですよね。
やはり人は自分の郷土に愛着と誇りを持っています。
その郷土愛を呼び覚ましてくれるのが、夏の高校野球なのではないでしょうか。
③.夏 ~もののあはれ~
さて3つめです。
僕は「夏」という季節に注目したいですね。
夏という季節は当然ながら開放的でエネルギッシュなイメージがあります。
しかし、それに陰の言葉をくっつけると、その反動で、わびしい、寂寥感ある趣深いフレーズになるんですよね。
「夏の終わり」
「ひと夏の恋」
「最後の夏」
「夏の夕暮れ」
どうです?
なんだか、「もののあわれ」を感じませんか。
「春の終わり」、「ひと秋の恋」などという言葉ではほとんどピンと来ませんが、「夏の終わり」「ひと夏の恋」などの場合は、寂寞感が漂って、悲しい気分になりますよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/af/95654a37c78c35415ec5967689154311.jpg)
夏の甲子園では、
この「夏」と言う言葉に加え「若さ」、「躍動感」、「ひたむきさ」が陽のイメージとして捉えられます。
対して「甲子園の土」「敗者」「涙」、「引退」が陰のイメージで捉えられ、このことが日本人に「もののあわれ」を感じさせるんですね~。
このように「夏~もののあはれ~」を夏の高校野球人気の3つめの理由として僕は挙げたいですね。
以上見てきましたがどうだったでしょう?
ではでは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en4.gif)